愛犬問題 犬の身になって考えてみよう

2011/08/04(木)13:38

断尾断耳は人間の傲慢非情な蛮行だ! 憐憫の情が湧くその写真集!  

犬(706)

 冬日の射す東京都小金井公園にノーリードの愛犬を前に走らせながら、自転車で行った。いつものようにいろんな犬種の犬がいた。  その中に断尾した犬が2匹いた。了解いただいて写真撮影。最近、犬を見ると、尾と耳に最初の関心が行く。  アメリカン・コッカー・スパニエルが断尾されることの多い犬種であることを最近知った。写真撮影したのは始めてだ。  今までは、物覚えがよく、おとなしく忠実な美犬だとしか思ってなかった。しかし、断尾断耳に関心を持つようになって以来、それらの犬をみると、憐憫の情が湧く。  あるべきものがないのはわびしいものだ。5cmほど残っている尻尾を秒速で小刻みに振って喜んでいる。尻尾が長いと、秒速では振れない。奇妙な現象だ。  人間の傲慢非情な蛮行に心が痛み、「ごめんね。」と心の奥で言いたい気持ちになる。    生後7ヶ月というウェルシュ・コーギー・ペンブロ-クは断尾されていることも知らずに、明るく陽気にいろんな犬と仲良く遊んでいた。 自然な写真をとりたいのでノーリードにしていただいたら、喜んではしゃぎまわる。尻尾は全くないので、犬の感情を尻尾で読み取ることはできない。大切な感情表現機能を切断されたのだ。なぜ、そんなことをするのか。非道非業だ。  やさしい気性のアカハナグマ(アライグマの一種)の尻尾は立派だ。この尾を切り落としてしまうと、かわいそうだ。と、また、断尾断耳のことを考えてしまう。  動物愛護法は動物の虐待を禁止している。犬の断尾断耳は法律違反だ。 動物愛護法にはその第1条に「動物の虐待を防止」し、第2条に「 動物が命あるものであることにかんがみ、何人も、動物をみだりに殺し、傷つけ、又は苦しめることのないようにするのみでなく、人と動物の共生に配慮しつつ、その習性を考慮して適正に取り扱うようにしなければならない。」との規定がある。  すなわち、「何人も、動物をみだりに傷つけ、又は苦しめることのないように」しなければならないのである。  第27条 愛護動物をみだりに殺し、又は傷つけた者は、1年以下の懲役又は100万円以下の罰金に処する。  なぜ、このような法律があるのに、法律違反の断尾断耳が平然と行われているのだ。 その最大の張本人はJKC(ジャパンケネルクラブ)だ。  「 ジャパンケネルクラブは、広く国民の動物愛護の精神を高揚することを目的として活動している国際的ケネルクラブです。」とHPにあるが、言っていることと実際にやっていることは違う。儲けるためには断尾断耳も是認しているのだ。欺瞞だ。  血統証明書付きの断尾断耳の犬よりも、血統証明書のない自然のままの犬の方が自然の摂理にかなった犬だ。何事も自然のままが 最良なのだ。  整形美人は美女コンテストの出場権がない。自然の摂理に反するものでいいものはない。 JKCの断尾断耳のチャンピオン犬は異常な社会現象だ。  犬がほんとに好きな人は断尾断耳の犬は新しくは買わないようにしましょう。 JKCの発行する血統証明書も愛犬をかわいがって飼うには何の役にも立たない。商売には大切なものでも、一般愛犬家には単なる紙切れだ。  しかも、その紙切れは偽造品が多いことが暴露されている。多くの愛犬家がだまされている。   断尾断耳の写真集

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