
乳腺腫瘍とは犬の皮下の乳腺にできる腫瘍のことだ。いわゆる癌といわれ、内臓にまで転移する悪性のものと、皮膚にだけできて転移しない良性のものがある。その発生率はそれぞれ50%だ。良性のものは、おできようなものであり、簡単な皮膚手術で治る。
統計的なデ-タによると、愛犬が悪性の乳腺腫瘍になる割合は1,000頭に1頭だ。
たとえ悪性の乳腺腫瘍でも、5mm位のものなら、簡単な外科切除手術だけで根治する確率が非常に高いとの獣医大学の報告がある。
ところが、乳腺腫瘍の予防のために、愛犬の避妊手術を勧めている獣医が多い。
前記獣医大学の報告では、悪性乳腺腫瘍の発生の確率は避妊手術には関係がないという。避妊手術をしても、悪性腫瘍の発生予防にはならないということだ。
つまり、乳腺腫瘍の予防のために、愛犬に避妊手術を勧める獣医は詐欺師と同じということだ。予防効果のないものを如何にも効果があるように、愛犬家に愛犬の避妊手術を勧めている。悪徳商法だ。
しかも、乳腺腫瘍の手術は皮膚にあるしこりの切除手術なので、簡単だ。翌日には退院できる。
一方、避妊手術は卵巣や子宮を切除するので、開腹手術で重大な手術だ。開腹手術とはお腹をメスで切って、お腹の中の臓器を手術するのだ。体力がない犬だと、死亡する可能性は、、皮膚手術よりも、はるかに高くなる。
数日の入院が必要で医療費も莫大だ。その莫大な医療費を支払ってもらいたいために、愛犬に避妊手術を勧めるのだ。
愛犬の将来の健康を考えて、避妊手術を勧めているわけではない。
避妊手術時の麻酔で死ぬことの方がはるかに危険であることは前の随想に書いた。
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愛犬が年老いてから、1,000頭に1頭の割合で病気になるかもしれない悪性の乳腺腫瘍の予防のために、危険な開腹手術の避妊手術をすることは愚の骨頂だ。
皮膚にできるしこりを予防するために、お腹を切り開いて、内臓を切り取るという発想は人の医療では考えられない。そういうことを言いだした医師は気違い扱いされる。実際に実行したら、人権侵害問題として提訴されるだろう。
近隣に、乳腺腫瘍の予防のために、避妊手術を勧める獣医がいたら、お付き合いは遠慮した方がよい。医療行為の美名を掲げて、詐欺などの悪徳医療行為を公然と堂々と行っていると見て間違いない。
ただし、困ることがある。殆どの獣医が乳腺腫瘍の予防のために、避妊手術を勧める獣医だからだ。
獣医とは愛犬家を騙してまで稼がなければ、食っていけない商売なのか。なさけない。
日本の獣医界はまともではない。魑魅魍魎(ちみもうりょう)の妖怪の住む界隈だ。
愛犬は法律の光が届きにくい世界に住んでいるいることを愛犬家ひとりひとりが理解することが肝要だ。
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