愛犬問題 犬の身になって考えてみよう

2012/11/24(土)19:57

加熱した鶏の骨は愛犬の食餌に最適! 呑み込んだ骨は胃液で短時間で溶解する!

犬(706)

 野性の肉食動物は獲物の動物の骨を食べて、カルシウムを補給し、歯を磨いてる。誰も疑うことのできない自然の摂理だ。野性動物の世界にはドッグフードという人工のたべものはない。獲物の骨がカルシュ-ム源だ。  しかし、ドッグフード業界はドッグフードを少しでも多く売りたいために、鶏の骨などを愛犬に食べさせることを止めさせようと、いろいろと誤解させるような風説風評を流している。  加熱してない生の鶏の骨は愛犬に食べさせてもいいが、加熱した鶏の骨は胃に刺さったりして危険だから、食べさせてはならないと意図的に誤報を流している。(このブログにも、嫌がらせの投稿があった。自分たちの方が正しいということのようだ。)  生の骨と加熱した骨の差違について、物理的にも化学的にも説明されてない。 何の科学的な根拠を示さずに、ただ、一方はよくて、他方は悪いといっているだけだ。いい加減すぎる。というより、ウソをホントらしく言おうとしているから、もともと、科学的な根拠がある筈がない。   鶏の骨の組成は無機物が約70%、コラーゲンが約20%で、残りが水などだ。 その無機物はカルシュームとリンを成分とする骨塩(ハイドロキシアパタイト)だ。 その骨塩をタンパク質の一種であるコラーゲンで接着し、包み込むようにして骨を丈夫にしている。骨が丈夫であるのはコラーゲンの伸縮性や弾力性のためだ。  だから、生の骨は実に丈夫だ。金槌で叩いても、細かくしにくい。犬の歯でも簡単には細かくできない。勢い、丸呑みすることになりがちだ。 また、生のコラーゲンは人や犬の胃の中でも消化しにくい。  一方、加熱した鶏の骨はコラーゲンが熱変成を受けて脆くなっている。接着剤の役目をしていたゴラーゲンがなくなって骨塩だけになっているので、簡単に砕ける。胃の中でも消化されやすい。  その真偽は次の実験で直ぐに結果がわかる。  トイレ洗浄用のサンポール(KINCHO)は塩酸酸性で、胃の中の酸と同じ成分だ。胃の中には酵素もあるが、それは入手できないので、サンポールだけで実験する。  陶器製の容器に、適当な大きさにした生の骨と、電子レンジなどで一度加熱した骨をいれ、それにサンポ-ルを注いで、骨が沈むほどにする。 2時間ほどたつと、加熱した骨は柔らかくなっている。生の骨は、まだ硬い。 胃の中にはコラーゲンや骨を溶かす酵素もあるので、その差はもっと大きくなるだろう。  鶏の骨は栄養満点の天然の食餌であり、防腐剤も入ってない。一般家庭からでる鶏の骨をゴミ箱に捨てるのはもったいないことだ。地球の有限な資源の有効活用のためにも一考したいことだ。しかも、愛犬の大好物だ。  愛犬が早食いの癖があり、大きな骨でも丸呑みしそうなら、一度、加熱してもろくなった骨をカニ切りバサミか剪定バサミで小さく切ってあげると、のどに詰まるような心配はしなくてよい。  どんなに大きな骨でも犬の胃に入ったら、すぐに胃液で解け始める。犬の胃液は人の胃液よりもはるかに強い酸性だ。 参考随想   愛犬の食材鶏の骨に関する6編の随想集!           東京の公園で会った愛犬達の写真集です。お時間のある方はどうぞ。

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