愛犬問題 犬の身になって考えてみよう

2011/06/02(木)13:47

原料不明の犬用シャンプーより人用が安全!

犬(706)

 検索エンジンGoogleでキーワードに「犬 シャンプー」を入力すると、何と47,200件が出てくる。その殆どが犬用シャンプーの宣伝広告だ。その多くは名の知れない小さな会社の広告だ。    その中に「子犬は、刺激の少ない子犬用のシャンプーを使って洗ってください。」と記述しているものがある。いかにも、自分たちが販売しているシャンプーは「刺激の少ない」シャンプーだと誤解させるような記述だ。シャンプーの原料成分は記載してない。原材料を記載して、これらの成分だから、「刺激の少ない」シャンプーだと記載するのが順当だ。それをしないのは非科学的だ。インチキ商品と疑われてもおかしくない。  他の犬用シャンプーメーカーの広告には次の文章がある。原文のまま引用する。  このシャンプーは「犬の皮膚の脂分をすべて洗い落とすことなく汚れだけを洗浄します。 合成界面活性剤や人工着色料、防腐剤、合成保存料などは一切含まれていないので、肌の弱い犬にも安心して使えます。 過って飲んでも大丈夫。泡立ちがとてもよく、泡切れもよいのが特徴です。 万一すすぎ不足でシャンプー成分が残留しても炎症は起きないので、アレルギーのわんちゃんにも安心して使用できます。また、湿疹などの心配もなく、臭いも出にくくなります。さらに静電気が起きにくいので、汚れにくくなり、毛の艶が目に見えて良くなります。」  脂分は落とさないで、汚れだけを洗浄するとは不思議なシャンプーだ。化学的(ケミカル的)には理解しにくい洗剤だ。 通常のシャンプーは水溶性の汚れだけでなく、水に溶けない脂分も落とす。石鹸も中性洗剤もふくめ、すべての洗剤はそのような機能を持っている。化学的に正確に表現すると、親油性官能基と親水性官能基の両方を持っている物質だ。つまり、油には親油性官能基がなじみ、水には親水性官能基がなじんで、油と水を仲介してなじませる物質だ。だから、油でも水に溶け込ませることができるのだ。  この犬用シャンプーは水に溶ける汚れだけを落とすだけの効果しかないというのなら、シャンプーとしての価値はない。だだの水に適当なものを混ぜて、犬用シャンプーと称しているのかと疑いたくなる。  合成界面活性剤等は一切含まれていないというが、いったい原料は何だ。何も書いてない。人用シャンプーやキッチン用洗剤は合成界面活性剤が主剤だ。この犬用シャンプーの主剤は天然品とでも言うのか。そんな天然品が容易に大量に入手できるとは古今東西聞いたことがない。石鹸が発明発売されるまでは服の洗濯は水洗いが当たり前だった。  泡立ちが良いことと泡切れが悪いことは表裏不可分の関係にある。「泡立ちがとてもよく、泡切れもよいのが特徴 」が事実なら、特許も取れる。なぜ、特許を取ってないのだ。化学的な常識では考えにくい現象だ。  人用シャンプーは静電気のことまでは考える必要はないが、犬用は考えないと問題があるのか。人も犬も同じ哺乳類で毛の成分は殆ど同じだ。なのに、犬は静電気が多く発生するのか。自然界の動物は静電気が原因で汚れているのか。合成繊維などには静電気の問題はあるが、生きている犬の汚れにも静電気の問題があるのか。非科学的で不可解な話だ。  犬用シャンプーの広告には科学的(サイエンス的)な知識では理解できない超自然現象が関与しているようだ。人知の及ばない超自然現象を売り物にする商品については特許庁に申請しても相手にしてくれないだろう。犬用消臭剤についても、誇大広告や虚偽表示が多い。犬に関する商品については法的な規制がないか、ゆるいので、詐欺商品が横行している。多くの愛犬家がそのことをわかってない。騙されている。  犬用シャンプーは科学的な知識では理解できない超自然現象が好きな人たちに向いている商品だろう。科学的合理的に物事を考える飼い主は犬用シャンプーよりも、愛犬にも人用シャンプーを使ったほうが良い。安いだけでなく、安全だ。人用シャンプーは原料成分が容器に表示されている。犬用シャンプーの容器には全く表示されてない。 ご自分で確認できる。  参考随想 1 犬用よりも人用シャンプーの方が安全で安い!? 人用のシャンプーは品質保証のために法律で、その成分表示を義務づけている。 人の健康を害するような原料を排除するためだ。 2 愛犬シャンプーには人用が最適!? 成分不明の犬用シャンプーを買ったことはない。勿論、使ったこともない。何十年も愛犬を飼い続けているが、シャンプーは人と同じものを使っている。 3 アレルギーはシャンプーでは治らない!?           東京の公園で会った愛犬達の写真集です。お時間のある方はどうぞ。 1 公園ノーリードで遊ぶ愛犬たちや珍しい愛犬たちの写真集     2 愛犬ノーリードの42編の随想集  愛犬のノーリードついては通常のHPにも詳述してある。  犬の係留(リ-ド)に関する条例 小犬でもノーリードはダメですか?   参考随想 狂犬病予防法の改廃13編の随想集 狂犬病予防注射の問題点については通常のHPにも詳述してある。 狂犬病予防ワクチン注射のからくり               

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