テーマ:愛犬のいる生活(75332)
カテゴリ:愛犬の死と追憶
愛犬の登山技術 高山200回以上の教訓は初代パピヨン登山犬のチビちゃんとの登山を記述したものだ。体重わずか3,5kgのチビちゃんとの楽しい高山登山の経験が元になっている。
富士山頂上にも別ルートで3回、日本第二の高峰北岳にも一緒に登った。車中泊で早朝出発し、山小屋に泊まらずに日帰りした。上記ホームページに詳記してある。 多くの登山愛好者から、犬と登山を楽しむのに、これ以上の注意事項はない、犬との登山で注意すべきことはすべて網羅されていると賛同されている。 登山途中、下山者と1分以上は立ち話ができなかった。60秒を過ぎた頃には吠え出した。早く頂上にいこうと促す。下山者も理由を知って笑い出した。 初めてのどの山でも、頂上では喜んで遊んだ。そこが目的地だとわかっていたようだ。他の登山者の記念写真にも参加してポーズをとって喜ばれていた。 吠えることが、あと一つあった。他の登山者に追い越された時だ。追い越されるのは登山犬のメンツにかけて、くやしかったようだ。 「もっと早く歩けないのか」と飼い主を叱咤するように後ろからついてきながら、しばらく吠えたり、クンクン言っていた。 会話はすべて普通の言葉だった。ワンワンだけでいろんな意思疎通のできるパピヨンだった。心が通じた。 返事がないのはノーということにしていた。登山中に「水いる?」とか、「水!?」とか聞く。返事がないとあげなかった。高山では水は貴重だ。 人間社会にとけこんだ利口な愛犬だった。 その愛犬のチビちゃんがいなくなって、やがて4年にもなるのに、いまだに心の奥の悲しみは消えない。折にふれ、瞼がくもる。 テレビを何気なく見ていたら、秋川雅史が「千の風になって」を朗々と歌った。 そうだ、愛犬のチビちゃんは庭の灯篭の下に寝ているのではなく、一緒に登ったいろんな高山を駆け巡って遊んでいるのだと思った。早速、CDを買ってきた。 CDを聴きながら、チビちゃんとの登山中のいろんな出来事を思い出すと、また、目がかすむ。もう一度一緒に山に登りたい思いが強くなる。 犬は飼い主によっては人生の友であり、伴侶であることもある。 その愛犬の死は、どの失恋の苦しみよりも、どの肉親の死よりも大きいことをあらためて実感している。 愛犬が無言で与えてくれる心の癒しは、計り知れないものがある。 14才まで標高3,000m級の高山に登り、15才40日で急死した時はショックだった。チビちゃんが死ぬことは夢想だにしたことがなかった。 風呂上り後に急変し、腕の中で息を引き取った。応答のなくなった愛犬に言えた言葉は、ただ「ありがとう」、「ありがとう」の繰り返しだけで、頭の芯まで痛くなった。 容姿は平凡な犬だったが、自他共に認める名犬だった。いつでも、何処でもノーリードだった。 銀座、新宿、吉祥寺などの雑踏も左後ろから付いて来た。しつけたのではなく、自分で歩きやすいとわかったようだった。 大型スーパーの入り口で分かれ、買い物が終わる頃には出口の横におとなしく座って待っていた。他人が抱き上げようとすると、その腕からするりと抜けていた。他人に抱かれるのは警戒していた。 チビちゃんが永眠している庭の灯篭に向かって言う言葉は、今でも、「ありがとう」の言葉しか思いつかない。心の奥の深い思いは言葉にはできないものだとあらためて思う。 犬とは不思議な生き物だ。 急死して5年半にもなるのに心の奥の悲しみは消えない。 灯篭の下の遺骨を掘り出し、洗骨して綺麗な容器に入れて新しい墓に納骨した。 飼い主の爪と髪の毛も小瓶に入れて、「いつまでも一緒だよ。」と同棺した。 西東京市の住宅街の狭い庭にリビングからよく見える場所に立てた石塔 関連ホームページ 愛犬の登山技術 高山200回以上の教訓 - お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[愛犬の死と追憶] カテゴリの最新記事
2ヶ月前にこのブログを知りました。
私は獣医ですがあなたの主張には心の底から賛同しています。 特にワクチン不要説とノーリード、フィラリアの予防薬不要説には専門家の立場から諸手を上げて賛成したいのですが、大声では言えません。 これからも時々アクセスして、支援しますのでよろしく。西東京市の嫌がらせに負けずがんばってくださいね。 (2007.07.07 22:56:48)
Cats&Dogさん、こんばんは♪ ( o・_・o )
あなたは本音を書き込んでいらっしゃるようですね。タチの悪い獣医がいて、本気に受け取ると、後でどんでん返しをする輩もいるのです。 あなたは珍しく誠実な獣医さんのようですね。 私は単なる犬好きに過ぎませんが、犬に関することを科学的に勉強してみると、愛犬たちの住んでいる世界は魑魅魍魎(ちみもうりょう)の妖怪の住んでいる世界です。非科学的で無法地帯ですね。 ワクチン不要説とノーリード、フィラリアの予防薬不要説に賛同しますか。 あなたは妖怪の仲間ではないようですね。愛犬たちの健康と長寿のために、誠実な獣医が増えることを願っています。 西東京市の市役所には法律条例に無知蒙昧な輩が一人前の顔をして、市民国民の税金から給料をもらっている無法な山猿が沢山住みついています。 条例違反症候群と言う小役人に特有な精神病にかかっています。 そう言う小役人を治療する精神病院もないのは困った世の中です。全く迷惑千万な生き物ですよ。 このブログで、面白おかしく撃退しています。ハイ。 少なくとも10年は続けると、他のホームページで宣言してから、もう3年になります。これからも楽しく続けます。ほとんどカネがかからないので、長続きしそうです。ハイ。 --------------------- >2ヶ月前にこのブログを知りました。 >私は獣医ですがあなたの主張には心の底から賛同しています。 >特にワクチン不要説とノーリード、フィラリアの予防薬不要説には専門家の立場から諸手を上げて賛成したいのですが、大声では言えません。 >これからも時々アクセスして、支援しますのでよろしく。西東京市の嫌がらせに負けずがんばってくださいね。 ----- (2007.07.07 23:54:05)
>Cats&Dogさん、こんばんは♪ ( o・_・o )
> > あなたは本音を書き込んでいらっしゃるようですね。タチの悪い獣医がいて、本気に受け取ると、後でどんでん返しをする輩もいるのです。 > > あなたは珍しく誠実な獣医さんのようですね。 > ----- 私の志を理解していただきありがとうございます。 (2007.07.09 21:39:37)
Cats&Dogさん、こんばんは♪ ( o・_・o )
貴重なことなので、あなたのご投稿とそれへの返信をブログ「愛犬問題」の本文に取り上げようと思っています。 誠実な獣医さんもいるのだということを世の中に広く知らしめるためです。ご了承ください。 ----------------------------- >>Cats&Dogさん、こんばんは♪ ( o・_・o ) >> >> あなたは本音を書き込んでいらっしゃるようですね。タチの悪い獣医がいて、本気に受け取ると、後でどんでん返しをする輩もいるのです。 >> >> あなたは珍しく誠実な獣医さんのようですね。 >> >----- >私の志を理解していただきありがとうございます。 ----- (2007.07.09 22:59:55)
我家のワンコは狂犬病の予防接種は1度もしたことがありません。多頭飼育になってから、フィラリア予防や混合ワクチンと色々考えたときがありましたが、よくよく考えると、以前に飼っていたワンコは全てのことを何もした事がなく食事も肉食中心・オヤツ無しで17年間病気1つせず亡くなりました。ただ最後は私が絶対にしたくなかった安楽死となってしまったので、私が殺したと未だに思っていて凄く後悔しています。その子は元々体重が1.2kgしかなく、最後の3日間は脳に異常をきたし、体重も800gまで減り目も瞳孔が開き、ほとんど白目を向いた状態でした。獣医さんが泊り込みで看病してくださり、夜中の2時に今会いに来ないと朝まではもたないと連絡をもらい、急いで駆けつけると、素人の私が見ても後1時間と持たない状態でした。その時獣医さんが、後30分もつかどうかと言われ、安楽死を希望されますか?それは飼い主さんが決めることですと言われ、お願いしますと・・・肩で息をして苦しんでいる顔が少しずつ眠るような顔に変わって行く姿を見ながら、ゴメンね!ゴメンね!と泣き叫びながら見取ったのが今だ鮮明に脳裏に焼きついて離れません。その罪滅ぼしではないですが、保護犬の里親になり、今度こそ後悔しないように最後まで看取る覚悟でいます。本文に関係のない内容になってしまいすみません。
(2009.04.27 19:21:38)
さゆりさん、こん○○は♪ Q(^ェ^)Q
ご用済みの悪法に従って狂犬病注射をする飼い主は愚民政治の愚民と同じです。 自分自身の頭では何も考えてない人ですね。 さゆりさんは狂犬病注射は一回もしてないとの事ですから、賢明善良は国民ですね。 狂犬病注射をしてないことを他の愛犬家にも知らせてください。それが犬の正しい飼い方だと。 ワクチン注射は犬には有害無益です。 獣医が儲けるためだけに注射を強要しているのです。押し売りであり、詐欺ですよ。 小百合さんの死んだ愛犬は幸せな一生を送りましたね。小百合さんに飼われたことに感謝しているでしょう。 安楽死はほんとの愛の表し方であることもあると思っています。 生あるものの死は避けることができません。 その最後をどのような最良な締めくくりにするかですね。愛のある死は究極の美だと思っています。善ですね。 ------------ >我家のワンコは狂犬病の予防接種は1度もしたことがありません。多頭飼育になってから、フィラリア予防や混合ワクチンと色々考えたときがありましたが、よくよく考えると、以前に飼っていたワンコは全てのことを何もした事がなく食事も肉食中心・オヤツ無しで17年間病気1つせず亡くなりました。 (2009.04.27 19:30:21)
早速読ませて頂きました。初代登山犬のチビちゃんは突然死だったんですね。Panaownerさんが心の奥に消えない悲しみと悔恨の念があるのが痛い程よくわかります。愛犬の死は愛する家族の死と同じくらいに辛いですからね。私の愛犬が亡くなった時に、寂しいなら又犬飼えば?犬一匹死んでそんなに落ち込んでいたら、人間が死んだら、もっと悲しいよと言われ、大喧嘩したことがあります。姿は犬でも私にとっては家族だったからです。Panaownerさんもそうですよね。ある意味私自身の一番の理解者でもあった気がします。でも、チビちゃんは今でもPanaownerさんに毎日見守られているので、絶対に幸せですよ。犬達の無償の愛に学ぶべきことは本当に沢山あります。毎日の食事・雨露の凌げる家があり、飼い主のかける言葉、ごく当たり前のことに本当に嬉しそうに反応してくれます。2.3年前から(保護犬の里親になった時)私もごく普通に生活出来ることに、とっても感謝しています。そして土・日曜日の休みには必ず主人と私・5ワンで、お弁当を持って大阪城公園でランチしてます。そんなごく普通の事が今では最高に幸せです。チビちゃんもPanaownerさんと過ごした、ごく普通の日常生活を思い出しながら、まったりした日々をPanaownerさんを見守りながら、過ごしている筈です。虹の橋の向こうでチビちゃんがPanaownerさんと登山した日々をまたしようね。それまで登山で学んだ知識は忘れないように、こっち練習してるから・・・・と言っているような気がします。チビちゃんは幸せだったではなく、今でも幸せに虹の向こうで暮らしていますよ♪
(2009.04.27 21:56:21)
さゆりさん、こん○○は♪ Q(^ェ^)Q
「チビちゃんは今でも幸せに虹の向こうで暮らしていますよ♪」 ありがとうございます。 私は人も含め、生き物は死んだらお終いだと常日頃は思っています。化学的に考えると、死んだら、水と二酸化炭素にかわり、わずかなカルシウムと燐にもどるのだ、無機物の世界に戻り、大地のほんの一部になるのだと観念しています。 しかし、それではわびしすぎますね。 私が死んだときに、愛犬のチビちゃんが虹の向こうから飛び跳ねて私を喜んで迎えてくれると空想するのも良いですね。 人やワンちゃんの死にも楽しい夢があっても良いでしょうね。 葬式や墓などは死んだ人のためにあるのではなく、その人を愛した人たちが、ご自分の深い悲しみをいやすために具象化したものだと最近思うようになりました。 つまり、チビちゃんの石塔はチビちゃんのために造ったのではなく、私自身の心の奥の悲しみをいやすために造ったのです。でも、その悲しみは消えませんね。 いつの日か、虹の向こうで一緒に遊べることを楽しみにするしかないですね。 宗教心のない無神論者みたいな男が、チビちゃんの急死でいろんなことを考えるようになりました。ハイ。 --------------- >早速読ませて頂きました。初代登山犬のチビちゃんは突然死だったんですね。Panaownerさんが心の奥に消えない悲しみと悔恨の念があるのが痛い程よくわかります。愛犬の死は愛する家族の死と同じくらいに辛いですからね。私の愛犬が亡くなった時に、寂しいなら又犬飼えば?犬一匹死んでそんなに落ち込んでいたら、人間が死んだら、もっと悲しいよと言われ、大喧嘩したことがあります。姿は犬でも私にとっては家族だったからです。Panaownerさんもそうですよね。 (2009.04.27 22:08:04)
Panaownerさん
勝手ですが、力が入らず涙が止まりません、。 Panaownerさんがこれまで愛しく愛情を注いできた軌跡を拝見しました。 それぞれに個性があり、みんなよい子で、都度都度に自分とも思い出がありますね。。 私はメイが元気になったことが嬉しくて嬉しくて、もうだめだと諦めていた命をパロチャンが救ってくれましたよ。。。 悲しくて、泣いて、涙が乾くまで泣いて、、 はっきり言って、私は部外者ですが、でも本当に辛い。 区切りがつくまで泣きます、すみません。 Panaownerさん、パロチャン、ありがとうございます。 感謝しかありません。。 死を助けて頂いたご恩は忘れません。 (2018.08.07 19:45:12) |
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