犬の狂犬病注射率について、琉球新報が、また歪曲報道をした(2007.9.13)。
しかも、一度自社で報道した古いデータに基づいて蒸し返しの報道をしている。
見出しは「狂犬病予防注射50% 県内05年度」とある。ウソだ。実態とは違う。
ブログ「愛犬問題」で、すでに取り上げた問題だ。その随想の主要部を転載する。
沖縄県の狂犬病ワクチン注射率は25%だ !
琉球新報は沖縄県の犬の狂犬病ワクチンの注射率を50,5%と報道しているが、国民、県民に誤解を与える報道だ。全国の犬の登録率の平均は約5割だ。そのことを勘案すると、沖縄県の犬の狂犬病ワクチンの注射率は約25%だ。4匹に1匹の割合だ。
沖縄県の飼い犬は犬にとって有害無益なワクチンを注射されずに、健康な生活を享受しているということだ。大いに歓迎すべきことだ。
琉球新報は既得権益団体の県獣医師会の意向を受けて、登録犬についてだけの注射率を報道している。一種の歪曲報道だ。新聞報道には、その使命を逸脱しているような報道が多い。
琉球新報の記事の一部を原文のまま掲載する。
「県薬務衛生課によると、05年度の県内41市町村の登録頭数は6万535頭で、注射頭数は3万540頭と約半数。1999年度から05年度の全国比較で、県の接種率は99年度(60・8%)から05年度(50・5%)まで連続でワーストだった。05年度は02年度の45・5%より改善はしたが、全国平均の73・8%には遠く及ばない(琉球新報2007/2/8)。」
とのことだが、この数字は登録犬についての数字だ。
登録犬について狂犬病ワクチンの注射率の全国平均が73,8%なら、未登録犬も含めた全国平均の狂犬病ワクチンの注射率は36,9%だ。つまり、4割以下だ。愛犬たちの健康と長寿のために、その数値がもっと減ることを望んでいる。
狂犬病が根絶している国、イギリス、オーストラリア等のいわゆる、
清浄国の犬は注射義務を廃止している。それが国際的な潮流だ。スイスも2004年10月1日から狂犬病ワクチンの注射義務を廃止した。
日本はなぜ廃止しないのか。理由はただ一つ。獣医等の既得権益団体が儲けるためだ。愛犬とその飼い主が犠牲になっている。そのことを理解してない愛犬家が多い。
補足
世界には狂犬病が根絶した国や地域が75ある。イギリス、フランス、オランダ、スイス、オーストラリア、ニュージーランドなどだ。それらの国の多くは狂犬病ワクチンの接種義務を廃止している。その75のすべての国名や地域名を
日本はなぜ狂犬病ワクチン注射を強要する? 日本も清浄国75ヶ国の一つだよ!に掲載してある。
”注” 登録してない犬の割合は、全国の畜犬登録数と、ドッグフード工業会などの民間団体が推計している全国の犬の頭数で計算できる。新聞記者もそのくらいの計算はしてもらいたいものだ。世の中の実態を伝えるのが、ジャーナリストの使命だろう。計算の方法がわからないなら、次の随想がご参考になる。
狂犬病ワクチン全国平均注射率は37%だ
参考随想
犬の狂犬病注射有害無用論!随想集46編!
狂犬病予防注射の問題点については通常のHPにも詳述。
狂犬病予防ワクチン注射のからくり
狂犬病予防法は御用済みの悪法だ