狂犬病予防法違反で警察が没収していた犬を飼い主に返すようにと裁判の判決があった。当然だ。
その新聞記事の一部を引用する。
7頭の犬との生活へ-奈良の元裁判官 多頭飼育問題
自宅で21頭の犬を飼って狂犬病予防法違反の罪で起訴され、3頭を押収されていた奈良市東登美ケ丘一丁目の元裁判官大月妙子さん(72)=元弁護士=に対し、飼い犬が返還される。先月の大阪高裁の控訴審判決は、奈良地裁判決を破棄し、犬の没収を認めなかった。最高裁への上告はなく、奈良市保健所で保管、飼育されてきた犬は、約1年7カ月ぶりに飼い主のもとに戻る。悪臭や鳴き声の騒音で苦しんできた近隣住民の不安はぬぐえず、犬たちを取り巻く事情は深刻だ(2007.10.11 奈良新聞)。
狂犬病予防法は犬の抑留と薬殺について次のように規定してある。
抑留 「都道府県知事は、狂犬病
のまん延の防止及び
撲滅のため必要と認めるときはけい留されていない犬を抑留させることができる。」
薬殺 「都道府県知事は、狂犬病の
まん延の防止及び
撲滅のため
緊急の必要がある場合において、けい留されていない犬を薬殺させることができる。」
即ち、他人の飼い犬を抑留したり、薬殺するには厳し
要件がある。「狂犬病のまん延の防止及び撲滅のため必要と認めるとき」でなければならない。日本は狂犬病が根絶して半世紀以上にもなる。
つまり、狂犬病は日本では蔓延はしてないし、その撲滅はすでに完了している。したがって、緊急性も無い。
狂犬病は日本では50年以上も発生してない。だから、法律の規定している「
狂犬病のまん延の防止及び撲滅のため」には該当しない。控訴審判決が警察が没収した犬の返還命令を出したのは法理上当然だ。
獣医の中には「狂犬病注射をしないと、犬を没収され、殺されますよ。」と愛犬家をウソで脅かして狂犬病ワクチンの注射を強要している悪徳獣医もいる。詳細は
無登録無狂犬病注射の迷子犬は直ぐ殺すかに記述してある。当方の愛犬たちは一度も狂犬病ワクチンを注射したことはない。カネの問題ではない。愛犬の健康と長寿の問題だ。
近年、外国帰りの二人が帰国後狂犬病を発症した事例はあるが、それは国内の問題ではない。
発病の原因は外国にある。
獣医団体等がその事例を国内問題のようにすり替え、狂犬病ワクチンの宣伝、強制に悪用している。
非科学的で論理も狂っている。愚劣悪質だ。カネの亡者の詐欺師と同じだ。学識教養や品位品格が無さすぎる。恥を知るべきだ。獣医界には
大学教授も含め、恥を知らない輩が多すぎる。
参考随想
犬の狂犬病注射有害無用論!随想集46編!
狂犬病予防注射の問題点については通常のHPにも詳述。
狂犬病予防ワクチン注射のからくり
狂犬病予防法は御用済みの悪法だ
写真のつづき