カテゴリ:犬の正しい飼い方
日本の犬の総数が激減している。その総数は長い年月1、200万匹で推移していたが、数年前から減少し始めて、2017年には1,000万匹を割り込んだ。
猫の総数は横ばいで減少はしてない。 その犬の減少理由の一つに挙げられているのが、犬には「散歩が必要」と言うことだ。ネット上に多くの記述がある。犬は猫とは違い、散歩は必要不可欠のように書いてある。 その説は正しくない。 その間違っている理由を信じ込んで、犬を飼わない人が増えているのなら、情けないことだ。 何事も望ましいことを不可欠であるかのように言いふらすのは問題だ。 犬に散歩をさせると、飼い主も犬も楽しいことは確かだ。適度な運動にもなる。 飼い主も愛犬も心身ともに健康にる。 つまり、犬の散歩は望ましいことであることは間違いない。理想的なことだ。 ただし、犬に散歩は不可欠ではない。 人にとって散歩は健康上必須でないのと同じだ。 屋内での仕事や家事をしていて、全く散歩をしない人は沢山いる。 なぜ、犬だけには散歩が必要不可欠のように言いふらされているのか不可解だ。 世の中で言い古されている間違った犬散歩必須説が原因で犬の総数が減少しているのなら、愛犬家の一人としては残念なことだ。 犬の散歩は望ましいこと、理想的なことではあるが、必要不可欠なことではない。 つまり、理想論が必要不可欠論に変質している。 犬の飼い方については間違っている風説風評が蔓延している。 犬の習性などを理解してない人たちが犬に関する良からぬ商品を売りつけるために犬の専門家のような口ぶりで間違いだらけの記述をしていることが多い。騙されないことが肝要だ。 懐疑的な見方をすると、犬散歩必要不可欠論はドッグラン業者やアジリティー業者の論理に振り回されている感がある。 また、犬用品の製造販売業者はいろんな屁理屈をこねて散歩を勧めていることは確かだ。ネット上にも沢山の宣伝広告がある。 雨の日にはカッパ、寒い冬には洋服、暑い真夏に靴を勧めている。 動物園の動物に服やカッパ、靴を着用させることはあり得ないことだ。 もし着用したら、自然でないだけでなく、動物虐待だ。 愛犬のパロは出来るだけ自然のままに飼っているので犬用グッズは皆無だ。 首輪だけは購入したが、殆ど使ってない。 パロはいつもノーリードだから首輪も不要だ。遠出のときだけ使っている。 特に真夏の酷暑に犬に靴を履かすのは熱中症にする危険性が高い。 犬の浴衣も飼い主の見栄を見せびらかすためだけの偽善商品だ。 靴も浴衣も犬の健康無視の有害商品だ。詳細は下段の関連随想集にある。 ブログ「愛犬問題」が犬の散歩を推奨する理由は、ただひとつだ。 それは幼犬時に社会性を身につけさせることだ。 散歩をさせることによって、愛犬は多くの人や他の犬と接して、犬としての社会性を身につける。その時期は生後半年くらいが最適だ。 その時期に社会性を身につけると、しつけの良い成犬になる。 人好きで、犬好きなワンちゃんに成長する。しつけやすく、お利口な愛犬になる。 言い換えると、臆病犬や喧嘩腰の犬にはならない。 始めて出会った他人とも他の犬とも仲良く遊ぶ犬になる。 社会性の豊かな愛犬にするにはどうすれば良いか。 犬も人と同じように、「生まれ」と「育ち」が大切だ。 その一つがよくないと、人の場合もうまくいかない。 「生まれ」とは先天的な遺伝子の問題だ。例えば、運動能力の優れた血筋などだ。 「育ち」とは後天的な問題だ。教育の問題や家庭環境だ。 犬についても同じことが言える。 愛犬の性格は親から遺伝した「生まれ」が50%で、後天的に形成される「育ち」に基づく性格が50%だろうと思っている。 犬の「生まれ」は、例えば、犬種のことだ。 愛玩犬種として長い歴史のある犬と狩猟犬種の歴史のある犬では人へのなつき方が違う。パピヨンは欧州の宮廷で500年の歴史のある愛玩犬だ。 パロはわが家の3代目のパピヨンだ。 犬の「育ち」については幼犬時のしつけが大切だ。 子犬は生後3週~15週までにいろんな事物に接して性格が形成される。 犬の性格形成に関して生後3週~15週は犬の一生を左右する重要な時期だ。 その時期の愛犬の育て方で、愛犬の性格が決まる。 人でいう「三つ子の魂百まで」に相当する。 つまり、生後半年くらいまで愛犬を人や犬の多い公園などに連れ出して愛犬の社会性を身につけさると良い。 愛犬のパロは生後半年くらいは、人や犬の多く集まる公園でノーリードで自由に遊ばせた。 社会性が十分に身についた後は、強いて散歩に連れ出す必要は無い。 つまり、愛犬と一緒に散歩すれば飼い主も愛犬も心身ともに健康になることは確かだが、散歩は犬の飼い方の必要不可欠な事柄ではない。 散歩がままになれない高齢者や仕事の都合上愛犬の散歩が出来ない若い飼い主もいるだろう。 その人たちの為にあえて再度言う。犬に散歩は必須ではない。 例えば、セラピー犬、特に介助犬は、いわゆる散歩は全くしてない。 体の不自由な飼い主のそばに常時いて、その介助をしている。 愛犬のパロも飼い主の事情でここ3,4年はいわゆる散歩はしてない。 屋内で遊んでいるだけだ。糞尿は庭や玄関先の道でしているだけだ。 そのパロは、飼い主が外出用の服に着替えると、外出についてこない。 二階から玄関にさえ降りてこない。 パロは、飼い主の買い物中に自転車の篭の中で待たされるのが嫌やのようだ。 真夏は暑いし、真冬は寒いからだろう。 幼犬時の社会性の習得方法については下段の関連随想集にある。 犬の散歩で飼い主が守るべき鉄則 犬の糞は必ず飼い主が始末することだ。放置糞は町の美観を損なう。 同じ愛犬家にとっても迷惑千万な愚行だ。 「類は友を呼ぶ」の諺にあるように悪事を働く輩の周囲には悪友が増える。 言い換えると、「好事門を出でず、悪事千里を走る」だ。 誰か一人の飼い主がその愛犬の糞を散歩中に放置すると、他の多くの飼い主もその放置糞の真似をし出す。公園や町が犬の糞だらけになる。いかに犬好きな人でも犬の糞まで好きな人はいない。皆が嫌な思いをする。 つまり、犬の散歩中の放置糞は厳禁だ。飼い主が守るべき鉄則だ。 人として守るべき道徳だ。 その放置糞を町から無くする方法と飼い主の心得についても下段の関連随想集にある。 犬の運動量についてはとやかく考える必要はない。 ケージを使わずに屋内で自由に飼っている犬なら、犬自身に任せておけば良い。 ネット上には犬の散歩は毎日30分程度が必要などと書いてるが、それは理想論だ。 人もジョギングを毎日したほうが良いが、しない人が圧倒的に多い。 犬も同じだ。 飼い主の事情で愛犬に散歩をさせられないなら無理にさせる必要はない。 なお、犬の減少理由のもう一つの理由に犬は猫よりもその生涯に必要な費用が大きいと言われている。その理由は正鵠を得ている。 犬には狂犬病ワクチンやフィラリア薬が強要されているからだ。 猫よりも犬のほうが生涯費用が大きいのは獣医界の五大詐欺商法のせいだ。 言い換えると、獣医界は詐欺商法で犬の総数を減らしている。自業自得だ。 国民の愛犬家を愚弄した天罰だ。 詳細は次の随想にある。 犬の総数が3割も激減中!猫は横ばい! 狂犬病ワクチンとフィラリア薬の詐欺商売が原因だ! 獣医界の自業自縛! 言い換えると、獣医界の詐欺商法のからくりを知って、その詐欺商売の被害を受けなければ、犬と猫の生涯費用は同じ程度だ。 関連随想集 幼犬時のしつけで社会性習得!多くの人や犬と接触! 数百枚の写真集! ワクチンは不要!自然免疫で十分! 犬の放置糞問題と貨幣のグレシャムの法則 悪貨は良貨を駆逐する 服、浴衣、靴は無用 その随想集 ← トップページへ ボクの頭をなでてワン! 獣医のワクチンや薬剤、避妊去勢は無用! 数年前の写真集 → ノーリードのパピヨンの写真集 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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