愛犬問題 犬の身になって考えてみよう

2020/02/14(金)09:40

犬のしつけに暴力による体罰は動物虐待👹躾の基本はダメ、マテ、ヨシ🐕ケージやサークルは躾にも有害だ🐶

しつけ(20)

現在の犬は殆どが愛玩犬として飼われている。 犬を愛玩することが犬を飼う根源的な理由だ。 人と犬が互いにいつくしむ(慈・愛)ことが犬との暮らしの根底にある。 犬をかわいがり、飼い主自身の心が癒されるために犬と一緒に生活をしている。  なのに、犬の躾(しつけ)に暴力をふるう蛮行が時には暴露されている。 昔気質の融通の利かない頑固な爺さんに多く見られる野蛮な愚行だ。 昭和時代は教育に暴力はつきものだった。死亡しない限り報道はされなかった。  つい最近、テレビでも犬への暴力が放映されていた。体重5kgくらいの犬を抱き上げて地面にたたきつけるように落としていた。冷酷無情な蛮行だ。 多くの視聴者が心を痛めただろう。  飼い主の怒りの感情を飼い犬に暴力でぶつけるのは愚の骨頂だ。 暴力は犬に恐怖心を与えるだけだ。犬との信頼感を損なう。 暴力は犬との楽しいしあわせな暮らしを台無しにする蛮行だ。 愛犬を暴力でしつけている飼い主は犬を飼う根源的な目的を見失っている人だ。 暴力による厳しい体罰は飼い主の人間性までも問われる問題だ。  特に幼犬に暴力をふるうのはもってのほかだ。 いつくしむとは真逆の愚行だ。本来の目的を見失った逆転の悪行だ。 しつけの美名のもとに行われるとんでもない動物虐待だ。    つまり、生き物の躾は難題中の難題だ。躾は一朝一夕で完成するものではない。 そのことを飼い主が肝に銘じて愛犬の躾をすることが良い躾のコツだ。  Googleを「犬 躾 暴力」で検索したら52万件出た。 一方、人の場合を想定した「躾 暴力」では143万件出た。 総人口と総頭数を勘案して割り出すと犬は人の場合に比較して3~4倍も暴力を受けていることになる。 大相撲やスポーツ界では訓練やしごきの名の下で暴力が平然と行われていた。 その暴露報道があってからまだ数年も経ってない。その業界から本当に暴力がなくなっているのだろうかと疑われる事例も昨年報道されている。  その人のしごきによる暴力事件も心を痛めることだが、犬はその3~4倍も飼い主から暴力を受けている。 しつけを理由とした犬への暴力は許されることなのか。 犬は生まれながらに人に忠実で従順な習性を持っている。しかも、知能も高い。 その犬への暴力による体罰はいわれのない虐待だ。動物虐待の極みだ。  幼犬のしつけは愛犬との信頼関係を築きながら、愛情をもって根気よく教えることが肝要だ。 深い愛情をもってかわいがりながら根気よくしつけることがコツだ。 幼犬のしつけは飼い主と飼い犬が共に楽しく幸せに暮らしていくための決め事・ルールを教えものだ。  しかし、その決め事は犬にとっては簡単に理解できることではない。 犬にとっては何が何だかわからないことを無理強いされているようなものだ。  人間のしつけの期間は実に長い。十歳までだとすると、10年の歳月を要する。 なのに、犬のしつけ期間は、半年か、1年くらいだ。 だから、愛犬のしけができないからと言って、イライラしたり、怒り出すのは理不尽だ。せっかちすぎる。 地球上で知能の最高に優れている人間でさえ躾には長い年月を要するのに、愛犬には短期間にしつけの仕上がりを要求するのは飼い主の性急さと思いやりの無さの表れだ。もっと気長に構え、寛容な気持ちで愛犬の躾をした方がよい。  愛犬がしつけに反したり、失敗しても、その責任の大半は飼い主側にあると理解した方がよい。実際に、しつけの失敗の原因は飼い主側にあることが多い。 犬という動物の習性や能力等を理解してないことが犬のしつけがうまくいかない根本原因のことが多い。  だからと言って、犬の躾の専門家に躾を任せた方がよいということではない。 専門家の言うことは聞くが、飼い主の言うことは聞かない犬が多い。  初めて子犬を飼う人は、ご自身が犬とはどういう動物であるかを勉強するつもりで、愛犬をしつけたほうが良い。 すると、しつけの難しさを痛感すると同時に、飼い主が犬にとっていかにむつかしい躾を押し付けているかが理解できるようになる。 犬が持って生まれた習性までも否定されて、飼い主の都合で無理難題を押し付けられていることも多い。 できるだけ犬の習性に沿ってしつけたほうがスムースに行く。  言い換えると、愛犬の身になって考えながら、飼い主と愛犬との共同生活をどのように工夫改善すれば良いかを考えて、許容できるものは無理強いしないでしつけるほうが良い。 そうすれば、しつけが楽にできる。愛犬の精神的な負担が減り、信頼感が増える。 愛犬と楽しく暮らせるようになるとお互いに喜びもひとしおになる。 つまり、愛犬との妥協も大切だ。何事も完璧を求めると生きずらくなる。  幼犬の躾の言葉は「ダメ、マテ、ヨシ」の三つが基本だ。 先ず幼犬に最初に教える指示命令の言葉はダメだ。 犬がしてはいけない行動をやめさせる指示の言葉だ。 ダメは愛犬との会話に必須不可欠な言葉だ。成犬になった後も良く使う言葉だ。  幼犬にはダメの意味が十分に理解できるまで日時をかけてじっくり教え込むことだ。飼い主の言葉だけで教え込むことが肝要だ。 愛犬が電気コードを噛み切るなどの危険な行動をした時には大声を出して叱っても良いが、厳しい体罰は厳禁だ。 犬は、その遺伝子の中に飼い主に忠実でありたいと願っているDNAが組み込まれている。だから、飼い主自身が愛犬を信頼して、根気よく教えることが肝要だ。  なお、愛犬が何かワルをしでかしたときは、「ダメ~」と大声で叱るタイミングを逃さないことが重要だ。1~2分後では遅い。叱っても無駄になる。 愛犬は、なぜ叱られたかが理解できないからだ。  ただし、愛犬のパロには電気コードの見本を見せて頻度よく「ダメ」を繰り返していたら、見本を見せただけで逃げていた。その後は噛み切られたことはない。  マテは犬の行動を一時的に停止させる言葉だ。 愛犬がダメの意味を完全に理解した後に教えた方が良い。 マテをダメよりも先に教えても良いが、同時に教えると愛犬が混乱する。 幼犬が「マテ」の意味を理解し始めたようなら、大いにほめて、好きなおやつを褒美として与えると良い。マテはほめてしつけるのが早道だ。 しっかりとしけができるようになる。  ヨシは犬の行動を許す言葉だ。また、ヨシヨシは犬をほめる言葉だ。 マテの命令のあとにその命令を解除する言葉だ。 つまり、マテとヨシは一対の言葉だ。  その三つの基本の言葉を習得した後は、愛犬との会話は普通の言葉を使った方が良い。「待ちなさい、ちょっと待て」など普通の言葉で話しかけた方が良い。  蛇足  犬の訓練士などに任せると、英語のコマンドを使うが当たり前になっている。 一般家庭の愛玩犬には、むしろ、有害だ。 愛犬とはご自分の子供や孫と接するように普通の言葉を使った方が楽しい。 英語のコマンドで愛犬と接するのは温かみのない無機質的であり、軍隊的だ。  ケージやサークルはしつけには有害だ。 狭い空間に閉じ込められると、人だけでなく、犬も運動不足などの空間的物理的な問題だけではなく、精神的な問題が発生する。 人も犬もストレスは万病の元だ。免疫力が低下して心身の健康を害する。  犬は元来人好きだ。人に忠実な生き物だ。その生き物を狭い空間い閉じ込めると、愛犬との信頼関係を損なう。飼い主への不信感がわいてくる。 不信感は反抗心を生む。聞き分けの良くない犬や神経質の犬になることもある。 不可解な異常行動の原因にもなる。 ケージやサークルは百害あって一利なしだ。我が家は玄関の門に柵があるだけだ。  次の随想のコメント欄にしつけを口実に犬への暴行をするのを目撃した愛犬家の投稿がある。 その飼い主はお爺さんだとのこと。 「お爺さんは激怒してシェパードの脇腹を何度も蹴りました」とのこと。 日本帝国軍隊は軍事訓練に暴行は必須不可欠のもとしてみなされていた。 昭和生まれはその悪習の流を受け継いでいる人が多い。   犬の大好物の鶏の骨は電子レンジでチンが簡単🐕ただし犬は唐揚げを好む🐶人と同じ味付けを💗犬鶏骨危険説は科学的根拠のない妄想による虚説だ👹ドッグフードの詐欺商売の一環👿    犬の暴行を目撃! 悲しい!       投稿者:恵方巻 さん  ドッグショウの会場で、一頭の大きなシェパードを連れたお爺さんと話をしていました。そのシェパードはまだ1才だとことでした。 他の犬が近寄ってきたら、そのシェパードが喜んでジャンプしました。 すると、そのお爺さんはリードに引っ張られて転んでしまいました。 シェパードはすぐに伏せをしました。 しかし、お爺さんは激怒してシェパードの脇腹を何度も蹴りました。 低い鈍い音がしました。私はたまらなくなり、辞めて下さい!反省してます!と口出ししてしまいました。 飼い主は躾だといいました。私は胸が張り裂けそうな悲しい気持ちになりました。 何故こんな事が起きたのか? もちろん飼い主が悪いです。 しかし、飼い主は躾だと自分の行為を肯定しているのです。 この出来事は、そのシェパードの飼い主だけの問題ではないと思います。 飼い主の中には、犬は体罰しないとしつけができないと思い込んでいる人も多いです。 昔流の犬のしつけには体罰は当たり前のようでした。 しかし、犬は言葉を理解しますし、飼い主に忠実だし、知能が高いですね。  その飼い主は自分の飼い犬なのに、そのことがわかっていません。 暴力としつけの区別を理解していません。昔流の暴力によるしつけがただしいいと思い込んでいます。本当の犬の習性や能力を勉強したら改善できます。虐待がなくなります。体罰は必要ないです。 そのセシェパードが遊びたい時期だったことと飼い主が老人で体力がなかったことが原因でした。 あの子には悪い事は一つもありませんでした。 ブログ「愛犬問題」の副題の「犬の身になって考えてみよう!」の言葉はとても大切にしたいです。 このブログに出会えていなかったら、シェパードの飼い主と同じような過ちをしていることに気づかなかったかもしれません。 そう思うと、ブログ「愛犬問題」で勉強出来たことに深く感謝しております。 返事       投稿者: Paroowner  恵方巻さん、こん〇〇は。 Q(^ェ^)Q  良い投稿内容です。 私は、犬はかわいがってしつけるものだと思っているので、ブログ「愛犬問題」には飼い主が犬に暴力をふるってしつけることはこのブログ開設以来13年間一度も取り上げたことはありませんでした。 最近テレビでもしつけを理由に犬に暴力をふるっている映像が放映されました。  今回の問題は、しつけの完了してない大きな犬を体力のない飼い主が連れていたことに原因がありますよね。飼い主が犬に責任転嫁をしていますね。 しかも、暴力による体罰で犬を虐待しています。一種の犯罪行為です。  良い機会ですので、恵方巻さんの投稿文を基にして「犬のしつけと暴力」の問題をブログ「愛犬問題」の本文に取り上げて多くの愛犬家のご参考に供します。 よろしくご了解ください。  暴力による犬のしつけは動物虐待の極みです。   関連随想集    愛犬のしつけと訓練 27編の随想集!  ケージやサークルは信頼を損なう その随想集! トップページへ   ボクの頭をクリック ❣  愛犬の正しい飼い方! 自然流で健康長寿!      獣医のワクチンや薬剤、避妊去勢は無用!

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