現在犬を飼っている愛犬家のほとんどの方はご自分の
愛犬が熱中症で急死するとは考えてないだろう。
ご自分と同様に愛犬も熱中症では死なないと思い込んでいる。私もそうだった。
しかし、飼い主と同じ室内にいた愛犬が熱中症で急死した。
飼い主は元気なのに、愛犬は異常を訴えて抱っこしてくれとせがんできた。
とっさに異常を感じ取り、大急ぎで熱中症の防止対策をした。
盥(たらい)に水と氷を入れて、その中に愛犬を入れた。
体全体に冷水をかけた。頭にも何度もかけた。
しかし、愛犬の異常は回復しなかった。
息を引き取り、軟体動物のような骨のない物体のようになった。
愛犬が異常を訴えてから、わずか30分で息をしなくなった。
そんなことはあり得ない。有ってってはならない。
懸命に冷水を愛犬の体全体にかけ続けた。
でも、愛犬は骨のない軟体動物のように張(は)りがないままだった。
驚きと悲しみが胸中を襲い、パロ、パロと何度も大声を出した名前を呼んだ。
でも、何の反応もなかった。
犬は熱中症になりやすい動物だと思い知らされた。
床にじかに座り込んでしまった。
大声を出しても無駄だとかかると、目からは大粒の涙が流れだした。
老骨の身の我が生涯で初めての悲嘆の涙だった。
(親兄弟との永別の時もそのような大量の涙は流したことはない。)
🐕🦺 愛犬が熱中症で亡くなった時の室内温度などの詳細は次の随想集にある。
🎯
熱中症は怖い!30分で急死
🐕__________________🐕
「愛犬問題」 犬の身になって考えてみよう 🐕
獣医界の六大詐欺商法など