|
カテゴリ:子供の成長と教育
試験勉強をしている時も、時間がたつのが滅茶苦茶早いと思いましたが、勉強を全くせずに100%日常生活だけしていても、時間がたつのがこれまた滅茶苦茶早いです。
私はてっきり、一生懸命勉強しているから時間が速く感じるのだと思っていました。でも実はそうではではなくて、単に私が年をとったから、自分の中の時間の流れ全体が速くなっているだけだったのかもしれません。 今日は、息子の学校の給食の試食会がありました。保育園でも毎年あったのですが、私は時間割の都合でいくことができず、いつもばーちゃんに行ってもらっていました。今回は、良いチャンスなので、行ってきました。 試食の前に、講演会がありました。案内状には「子供の人権」などという難しそうなテーマが書かれていたので、どんな話なのかと思っていたら、音楽教育の先生が出てきて「唱歌と童謡」の話をしてくださいました。最後の最後まで、この話が「子供の人権」とどうつながるのかはわかりませんでしたが、久しぶりに歌の話が聞けてほっとしました。 配布された後援会の資料には、唱歌や童謡の譜面と歌詞がたくさんプリントされていました。それをつらつら見ていると、なんだかそれだけで感動して涙が出てきてしまいます。 これも年のせいなのか、本当に涙もろくなっている自分に時々驚きます。私は、むしろドライな性格で知られているくらいなので、ここで泣くわけにはいかず、努めて平然としていました。でも、「この歌詞を作った人がどんな思いでこの言葉を書いたんだろうか」と思うだけで、今の自分の気持ちと錯綜するかのような錯覚に陥り、作者に同情・同感するような気持になって涙が出てくるのです。 その一方で、自分のそんな気持ちを「全くもって馬鹿だよ」と、あざける気持ちがあって、それらがごっちゃになって、逆に楽しい気持ちになってくるのですから不思議です。 先生の話を聞きながら、「日本には、古来良いものがたくさんあったんだよなあ」、と改めて感じました。でも、私自身、その良いものを良いと感じる心の余裕がなくなってしまったように思えました。 何かを得たいと思ったら、結局のところ、別な何かを犠牲にしなければなりません。でも、いつか、犠牲にしたものを取り戻せる日が来てほしいと思いました。 給食は、塩焼きそば、ミニ黒パン、牛乳、カニが入った蒲鉾のフライ、フルーツポンチの献立でした。塩焼きそばとパンという組み合わせでしたから、ノリとしてはラーメンライスに近いのではないでしょうか。お母さん方の評判はイマイチという感じでした。学校側も、献立を見てから、試食会の日程を決めるべきだったかもしれません。いつも、そんなに気になるような献立ではありませんから。もっとも、私には、特別違和感はありませんでしたけどね。 息子は、私が来ているというだけで、とても嬉しそうでした。いつものように、ちょっと恥ずかしそうに私を見て、笑っていました。試食をする場所は親子別々だったので、給食について子どもと話すのは息子が帰宅した後でしたが、息子は完食したのだそうです。 息子に偏食はないので、給食で何が出ても特に心配することはないと思っています。みんなと楽しく食べることができれば、十分合格の給食です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年05月28日 23時59分46秒
|