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カテゴリ:子供の成長と教育
今年の夏は、様子が違います。
とにかく、子供たちが「クーラーをつけると2時間で白クマが1頭死んじゃう!」と言うのです。 クーラー2時間で白クマが1頭死ぬ…。どういう範囲の人たちが、どういう条件でクーラーを2時間つけると白クマが1頭死ぬのか、詳しいことはわかりません。この情報を子供たちがテレビから得たのか、学校の何かで聞いたのか、よくわからないのですが、「2時間で1頭」とはっきり言います。 少なくとも、我が家でクーラーを2時間つけた瞬間に、北極の白クマが1頭バッタリ倒れて息絶えるということではないでしょう。たぶん、現在いる白クマが絶滅するであろう時点から逆算すると、そういうデータになるとか、何かそういう話だと思います。 でも、「クーラーを2時間つけたら白クマが1頭死ぬ」というデータは、子供たちには絶大なインパクトがあったみたいで、ケースケや息子が「クーラーはやめて!白クマが死んじゃうよ。」と言うのです。 何か誤解を含んでいそうですが、「クーラーをつけると環境に良くない」というのは本当だと思います。 だから、うちは、極力クーラーをつけません。子供がそう言っている中では、つけにくいのです。まーねー、設定温度を上げるだけでもエコではありますが、「つけない」方が、子供にはわかりやすいことは確かです。つけると一斉にピーチクパーチク言うのですもの。 それにしても、今年の夏も暑そうです。ここまで暑くなる前に、クーラー付けない運動をすべきでした。梅雨明け前の今でさえ、暑い日にエアコンがないと「ヘルハウス」という感じになります。さすがに、今日は除湿をしました。ばーちゃんは、「白クマの前に、あたしが死んじゃうんじゃないかね。」とぼやいています。でも、ばーちゃんも「子供のうちから、こういう教育をすれば、大人になっても気を付けるから良いよね。」と言っています。 子供たちは、「ばーちゃんが死にそうならつけても良いけど」と言いながら、「白クマが死なずにすむなら、おれは暑くてもがまんする。」と言いながら、汗だくの顔を冷風扇と一緒に振っているのでした。 何ともあやしい気象状況が続いています。白クマもペンギンも大変だそうです。 確かそうなのは、恐竜が地球を支配した気の遠くなるような長い時間に比べたら、人間の支配期間はあっと言う間に終わりを告げそうなことです。絶滅とはいかないまでも、ある程度数が減れば、人間が地球全域を支配することはできなくなるでしょうからね。 恐竜が、氷河期が来て滅びたとすると、次の支配者たる人間が、温暖化で滅びるっていうのも、妙に納得できるような気がします。地球上の氷が全部溶けて、海が広がったとすると、どんな気候が次に予想されるのでしょうか。その気候に一番有利な生物が、最も繁栄するのでしょうか。なんとか、人間の理性や叡智に期待したいです。 うちの子供が生きている間は、大丈夫だろうとなんとなく思いますが、実際のところどうなのでしょうか。生活環境にはかなりの困難を強いられるのではないでしょうか。 子供たちが言うように、白クマを殺さないために、つまり地球の環境を守るために、大人も我慢する必要がありそうです。 暑くても我慢すると言ってがんばっている子供たちの生きている間に、悲惨な変化が起こりませんように。実りある我慢になりますように。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年07月13日 01時16分52秒
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