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カテゴリ:子供の成長と教育
「よっちゃん、今年はサンタさんに何を頼むの?お願いの締め切りは10日だって。ちゃんとサンタさんにお手紙書いてくださいって。」
「あ、そうだ。何をお願いするか考えなくちゃ。」 「よっちゃんは、何かほしいものがあるの?」 「うーん。」 「ポケモン?」 「(ポケモンのカタログを見ながら)うーん。そうだなあ。」 息子は、まだサンタさんが本当にいると信じています。 「ねえ、お母さん。前に、お手伝いや勉強の時間の半分くらいならゲームやってもいいかなあ、って言っていたよね。」 「うん。言ったよ。」 「サンタさんに、DSお願いするのはどうかなあ。」 「DSはさ、1万6千円とかするってチラシに書いてあったよ。うんと高いものだよ。うちに来てくれてるサンタさんは、お友達がたーくさんいるサンタさんで、いっぱいプレゼントを買わなきゃいけないから、みんなで高いものをお願いしたら困っちゃうと思うよ。」 私は、「複数サンタ説(高級なものをプレゼントできるサンタとできないサンタが世の中にはいるという独自の説)」に立ち、息子を説得しにかかりました。 「それにね、かーかんがゲームをよしひろにやらせないのは意地悪してるわけじゃないよ。ゲームは、テレビよりももっと我慢するのが難しいものなの。よしひろは、この頃大分自分でテレビを見るのを我慢できるようになってきたけど、まだお約束の時間をすぎても見ていたり、消されちゃうとむくれたりするよね。ゲームだと、もっともっと我慢するのが大変になるんだよ。 学校を帰ってきてから、寝る時間までやることはいっぱいあるよね。宿題やって、エレクトーンの練習をして、みんなと遊んで、テレビも見たいしね。お風呂の準備はよしひろの仕事だし、ご飯をみんなと食べるのも大事でしょ。そういうのをちゃんとできて、ゲームの時間も作れるようにならなきゃ、大事なことが何もできなくなっちゃう。かーかんはそれが心配なんだよ。」 そして私は、息子をまっすぐに見て言いました。 「だから、よしひろがちゃんとテレビの時間を守れて、やらなきゃいけないことができるようになったときにはね、そのときはサンタさんじゃなくてかーかんがDS買ってあげる。よしひろは大丈夫ってかーかんが思ったときは、絶対に買ってあげる。」 息子は顔をぱっと輝かせて「うん!」と言いました。「それじゃあ、おれ、ポケモンカードのギラティナのキット(2000円)をサンタさんにお願いするんだ。」 そして、大きな紙に、サンタさんへのお願いのお手紙を書いて、吊り下げたサンタブーツに貼り付けました。 息子も、大人の携帯電話のゲームやパソコンのポケモン大好きクラブのゲームをやったりします。でも、それは大人がついているほんの少しの時間に限られています。ゲームは時間を果てしなく使いやすく、現実逃避にもつながります。 人生は一度きり。時間は有限です。息子自身にその意識がないうちに、上手な時間の使い方を身につけさせたいと思います。特に意識しなくても、時間が有効につかえるようになるために。どんな一生をおくろうとも、時間が大切だということにはかわりありませんからね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年12月18日 13時25分35秒
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