|
カテゴリ:子供の成長と教育
今年も、ケースケはヤマハつくば地区のエレクトーンコンクールに出場しました。
そして、今年はめでたく金賞をもらい、夏休みに行われる県大会に出場することになりました。 ケースケは、去年オーディションに合格した後、音楽教室のレッスンの他に、プロの先生について演奏や作曲の勉強をしています。県内で何人かそういう子たちがいて(年齢はまちまちだそうです)、エレクトーンのハイレベルなお友達ができたようです。そういう子達はみんなやさしいらしい。小さい子が(年長さんや小学校低学年でもすごい演奏をする子がいます)一緒に合宿練習するときなどは、大きい子達が面倒をみたりしてくれるそうです。 つくば地区のコンクールの中では、ケースケの曲はとても難しい曲でした。ベース(足)が右手並みに動く曲で、よくあんなの弾けるなあと見ていて思いました。演奏の仕方も勢いがあって、若干間違いましたが群を抜いている演奏だったと思います。 でも、そのケースケも、ハイレベルな友達の中に入ると群を抜いてヘタっぴなんだそうです。上手な子達は、ベースが細かく動くなんてのは当たり前で、その上、ベースの踏み方が繊細なのだとか。 例えば、ふわっとベースに足を乗せた後、クレシェンドさせていくとか。そんなのを両手弾きながら普通にやるらしい。ケースケには足も手もそういう繊細な演奏は全然できないそうです。 そういうすごい友達は、今までに関東大会や全国大会も出ているような子達なので、今年も当然県大会に出てくるはずです。練習嫌いのケースケも、さすがに自分だけ県大会に出られないという事態は避けたかったらしい。こっそり、音楽教室の七夕飾りの短冊に「今度の大会で金賞を取れるようにがんばります。」と書いてありました。 真面目だよねえ。「金賞を取れますように」ってお星様に他力本願するんじゃなくて、「金賞を取れるようにがんばります。」ってお星様に決意表明をしてるんだもの。自分がらやなきゃどうにもならないことだってのはわかっているらしい。 「お母さんたちの悩みもさあ、あたしなんかとは全然質が違うのよ。」妹がため息交じりで言います。 「2年生の男の子のお母さんとか、先生に、「うちの子、遊びもしないで音楽ばっかりやってるんですけど、大丈夫なんでしょうか。あんなに音楽ばっかりで良いんでしょうか。学校の勉強もやる時間がないくらいなんですけど、どうにかなっちゃうんじゃないかと心配で。」とか聞いてるんだもの。みんな自主的に必死で取り組んでいるのよ。ケースケみたいに「練習しなくてどうしましょう」、なんて言ってる人いないよお。」 「それでさ、コンサートやコンクールじゃ、もうすごい余裕でゆったりした笑顔を浮かべて自分の子供の演奏に聞き入っているわけ。うちみたいに、どこが間違うかあっちがずれるかこっちがはずれるかって、緊張とか心配とか全然よその話なのよねー。なんでこんなに違うのかしらねー。」 世の中にはスーパーキッズがたくさんいるようです。 それには及ばないまでも、ケースケはこの1年でずいぶん上手になりました。うちじゅう大喜びだったし、義弟のご両親も大喜びでした。良かった良かった。 これで、県大会がとても楽しみになりました。スーパーキッズ達がどんな演奏をするのか、ぜひ聞いてこなければ。ケースケがどこまでわたり合えるかも楽しみです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年07月09日 14時59分16秒
|