刑事裁判修習からは、「刑事裁判修習読本」という本が届いていて、これが手引き的な本のようです。何はともあれこれから読まねば、と思い、決死の思いで読み始めました。
刑事裁判といえば、我がロースクールでまさに命がけの講義をしてくださっている元裁判官の先生のお顔が浮かびます。先生のいつもすっと伸びている背筋は、裁判に対しても授業に対しても絶対妥協しないという覚悟を物語っているようです。普段は、とてもやさしい先生なのですが、講義のときの厳しさと言ったら。半端な答えは許されません。
きっと、このテキストも、講義のときの先生のように厳しい顔をして、私をビビらせるに違いないと思いました。
…でも、この予想は嬉しいことにはずれました。この本は、できるだけ修習生に対してフレンドリーなタッチで、わかりやすく書こうという工夫がされています。少なくとも、近寄りがたさは感じません。
良かった。これなら、通読くらいはできそうです。なんとしても、読んでいかなければ。
刑事の事実認定については、試験の後、石井一正先生の「刑事事実認定入門」と、菊地幸夫先生の辰巳の特訓講座の本を何回かずつ読んでみました。なんだかわかったようなわからないような感じです。きっと、実際に使える知識にはなっていないのだと思います。
でも、何も読まないよりかはずっとマシなはず。後は、実践で何とかしていくしかないですものね。刑事裁判の心は読んでみましたが、刑事事実認定の基本問題はまだ読んでいないので、読んでみようと思います。間に合うかな?
とにかく、何とかして課題を終わらせなきゃなりません。さっさとそこまでたどり着かないと。
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最終更新日
2009年10月27日 22時58分16秒
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