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カテゴリ:子供の成長と教育
不思議なことに,いまだに親子の勉強時間は続いているのでした。去年まではほとんど私と話もしようとしなかった息子が,夕食が終わるとテーブルを片付けて勉強の準備をして,私にお茶を入れてくれるのです。夜10時から12時までの2時間くらいのまさに「ひととき」ですが,あーでもない,こーでもないと言いながら勉強しているのでした。
英単語は,少し進んでは戻って間違えたところを再チェックするようにして,良いペースで進んでいます。でも,予定では生物の次に化学に行くはずが,数学にはまり込んでしまっています。うちの息子ときたら,化学の教科書をなくしていて(!),取り寄せるのを待っている間に数学を始めたら,数学から戻れなくなってしまいました。 この数学,私が受験した「共通一次」の時は「数学1」だけだったのですが,今は「数学1」「数学A」「数学2」「数学B]という4つのカテゴリに分けられてセットで1科目200点なのだそうです。それに合わせてかの有名な参考書「チャート式」も,「数学1」「数学A」「数学2」「数学B]という4冊に分かれているのには驚きました。さらに!私のころの「チャート式」は黄色い表紙の本があるだけでしたが,今はなんと表紙の色で白チャート,黄チャート,赤チャート,青チャートの4種類があって,白が一番基本的,青が1番難しいのだそうです。 そういうことならば,うちの息子と私に必要なのは白チャート以外にありません。白チャートを全部購入して,同じシリーズのノートまで買いましたが,ノートは必要なかったようです。白チャートはよくできた参考書です。ようやく「数学1」が終わり,「数学A」に入りました。 私が今の仕事を始めてからは,息子の勉強をろくに見てやることもできず,特に中学高校は,息子がほとんど話をしなくなったことも手伝ってどんな勉強状況なのかもわかっていませんでした。弁護士の仕事は,依頼者の方の人生を左右する仕事なので,おろそかにできないことはもちろんです。でも,だからといって自分の子どもをほったらかしてしまったというのは,失ってしまった時間とともに取り戻せない信頼関係があるのではないかと不安にも思っていました。でも,息子が2浪したおかげで,受験勉強を毎日ふたりでやるという得難い時間を作ることができたのです。何がどう幸いするかは本当にわからないものですね。 去年だったら,息子は私と一緒に勉強するどころか話を聞こうともしなかったと思います。思春期が終わりに近づいた今だから一緒に勉強ができるようになったのでしょう。してみると,息子は私と勉強するために2浪したみたいに思えてきます。ここは,私もできるだけ早く帰宅して時間を確保しなくてはいけないと思います。息子が理解できている部分は,ただ眺めているだけになっていることもあるのですが,それでも息子が嫌がらないので,参考書や解答集を見ながら勉強につきあっています。 なんだかまんざらでもないんですよ,浪人につきあうのも。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年04月29日 14時52分39秒
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