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ビートルズの英国 1stレコード
CD化され、最近はモノラルの盤だが、1976年に東芝EMIが、ビートルズのLPを再編し、 帯にNOをつけて再発したときのものは、完全に左右分離しまくったステレオだった。 私はこれを聴きながら育ったようなものなので、CD盤を聴くといまだに違和感がぬぐえない。 内容はというと、彼らの、履歴書といえるビートレコードに仕上がっている。 1. I Saw Her Standing There 2. Misery 3. Anna (Go To Him) 4. Chains 5. Boys 6. Ask Me Why 7. Please Please Me 8. Love Me Do 9. P.S. I Love You 10. Baby It's You 11. Do You Want To Know A Secret 13. There's A Place 14. Twist And Shout 彼らはこの後も、基本的にはこのフォーマットなのだ。 つまり、JOHNの前衛、R&B嗜好、PAULのハードロックと、スタンダート 12は「YESTERDAY」へのおおいなる予兆だ。 おそるべきは、数多くのオリジナル曲のストックがありながら、冷静にクオリティを重視し、 自分たちの曲を凌駕しているものはためらいもなくリストに入れていることだ。 10は、バートバカラック作品、4はキャロルキング作品 「THE BYRDS」は、ビートルズへのアメリカのアンサーだと言われたが、 このLPは、彼らからのアメリカンポップスへのアンサーだ。 そして最後に1日のレコーディングで息も絶え絶えなJOHNだが、最後の声帯を振り絞り14を圧倒的に叫び倒している。ペイオラと、エルビス入隊と、人種差別で死にかけたアメリカのロックンロールへのアンサーであり、再度のエネルギー注入だ。 1963年イギリス、ロンドンでの「ある1日は」 歴史的な「大いなる1日」になった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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