赤ちゃんは顔をよむ

というタイトルの本を読みました。
ふむふむ。。。面白かったです。

特に興味深い内容は

1.生まれてすぐに赤ちゃんは人の顔を見ようとする。生後11時間~12時間、お母さんの顔を見ると、他の誰の顔よりもお母さんの顔を好んで見たがる。それは眼鏡や髪型もかなりの判断材料になっている。生後2ヶ月くらいまで、顔の辺り全体で同じ人か判断。生後すぐは眼鏡を外すと、お母さんじゃないと思うらしい。

2.生後6ヶ月間に人の顔を見るチャンスが少ないと、または病気などで見れないと、顔認識障害が残る。(大人になっても、人が髪形を変えると同じ顔でも同じと認識できないとか。。。)だから、赤ちゃんと接する時は、顔を見せて、じぃっと、目を見て笑いかけてあげるのが良い。

3.赤ちゃんは新しい!と思う物を好んで見る。

4.生後4ヶ月の赤ちゃんは笑った顔が好き。でも生後7ヶ月の赤ちゃんは怒った顔を珍しいと喜んで見る。でも、ずっと怒った顔でいるのは良くない。怒った顔でひきつけて、笑顔に戻るからこそ、赤ちゃんは表情を楽しめる。

4.人見知り。知らない人、男の人や老人だとよく泣いてしまう原因。ずばり、お母さんの顔の特徴から、かけ離れた年代、性別だから。お母さん以外の顔に慣れていないから。沢山の人に合っている子は人見知りをあまりしない。知らない顔に適応できる。(生後8ヶ月で男女の顔を完璧に区別できるようになる。)

5.生後7ヶ月ころから、赤ちゃんは新しいことをする時に、しきりにお母さんの顔をうかがうようになる。赤ちゃんが躊躇するようなコワイこと、お母さんが笑顔でがんばって!の顔をすると、それをやろうとする。お母さんが危ないよ!やめた方が良い!って顔をするとやろうとしない。

6.育児放棄をされた子は、顔の表情を区別することが難しくなる。表情に対する経験が少ないため。更に育児放棄された子は表情を悲しい顔と判断することが多い。虐待された子は怒りの顔と判断しやすい。それはそういう顔を沢山経験してきたからと推測される。表情判断には経験の重みが大きい。そして、家族との関わり、親子のつながりが、子供の情緒の発達だけでなく、認識の発達においても重要な役割をになっている。

だそうです。

だから、笑顔で接する事は大事だし、子どもの前でケンカしない方がいいし、沢山の人に会うことも大事。

人の顔を見て、悲しいとか怒ってるとか判断して、愚痴っぽい、じめじめした性格になるより、おおらかで、何事も気分よく、ルンルンとしてる方が、周りの人とも仲良く出来そうですね☆
それに、人の表情をうまく読み取れれば、相手の気持ちや立場をすぐに理解して対応できるし。

表情って大事だなぁ。


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