|
テーマ:ニュース(99432)
カテゴリ:カテゴリ未分類
今日、死んだと思っていた人が実は生きていたというニュースがありました。
そこで思い出すのが、長崎県の子供に対する調査です。 同級生殺害が生と死のイメージの希薄さになるということを受けての調査でした。 その結果、15.4%の子供たちが人間は生き返ると答えたということです。 これにより、子供たちの生と死に対するイメージがかなり危ういということがわかりました。 んなわけない。 15.4%という数字だけ見て結論付けるのは、大問題です。 まずひとつの問題は、同じ調査を前にしたことがあるなら比べられますが、そういうものはないようですから、この結果を元に、希薄になってきているという結論はどうやってもでません。 比べられなきゃ、わからないですからね。 もしかしたら、50年前の子供は半分以上が生き返ると信じてたかもしれない。もしかしたら、200年前の子供はほとんどがそう信じてたかもしれない。 ということで、もしかしたら、今の子供は昔より生と死に対するイメージが明確になっているのかもしれません。 これも推測にすぎません。 何度も言うように比べようがないんですから。 次に、生き返ると思う理由が大切です。 ちなみに、私が同じ質問をされたら、迷わず「生き返る」と返事をします。宗教的な理由からです。 まあ、実際に答えた子供に追跡調査をしてみると、人の話を聞いた、テレビで見た、映画であった、本で読んだなどという答えが8割を占めています。 「ゲームでリセットできるから」と答えたのは7.4%。つまり子供全体の1%程度ということです。 実際今日のニュースのタイトルは、「生き返った!」とか書いてありましたから、調査で「人は生き返ると思いますか?」と聞かれたら、「はい」といってもおかしくないですよね。 この調査結果は、数字だけ、または新聞のタイトルだけみると、簡単に騙されてしまうというよい例だと思います。 統計をみると、ついつい信じてしまうんですよね。でも、実際はかなり問題が多いです。特にこの手の調査は最初に答えが決まっているので、ちょっと問題があっても、強引に仮説の証明にしちゃいますから。 統計の穴については本も出ていますので、そのうちその本からちょっと引用してみたいと思います。 ーーーーー 卒業の方は相変わらずいつになるかわかりません。 「一週間以内」が二週間に。「2,3日」が一週間に・・・というアメリカンスタイルを王道でいっていますので、いつになったら結論が出るのかさえわかりません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年02月22日 00時04分43秒
コメント(0) | コメントを書く |
|