カテゴリ:人生の開き直り
^-^◆ 人生最大の 迷い[4/5] 【 Requestにより再掲載 】 「あたり前よ、人様からお金を 頂くってことは、そう簡単な事 じゃ無いもんね……。 ……あんたも、自分の給料の 出どころのトドのつまりが お客さんっていう事、忘れたらいかんよ……」 「うん………………。そうやな有り難う。……カァちやん ……いつもながらいい事言うねぇ……。 ところでカァちゃん、 話は変るけど面白い事があってね………」 例の『万年筆の話』なんですが『迷惑な話』を面白いって 言ってる自分を発見して、ちょっと可笑しく感じました。 ……これが、この店に通ってくる客だけが感じる 『カァちゃん効果』って奴でしょう……。 超ポジティブなカァちゃんに感化されるのです……。 「………へえー、そんな事があったんね。でも、万年筆って いう所がお洒落やねぇ。昔の紳士はみんな上等の万年筆を 持ってたわ」 「……どう、思う?」 「どう思うって? 何よ。折角の気持ちやから、ありがたく 貰っときなさいよ。それで、良いじゃない…………」 「でも………、誰かも、何故かも分からんのに………」 「まぁ、そういう事も世の中にはあるよ。第一相手の人は、 はっきりあんたにお礼したいって言ったんやろう……? 素直に受けてやりなさい。その内、分かるかもしれんよ」 「そうかねぇ……………」 「男のくせに、小さい事にこだわりなさんな。あんたも知ら ず知らず良い事しとるという事よ。でも、蟻の命に喩える なんて、最近は現場の人もなかなか風流やねぇ……」 「何言っとるんね。製鐵を支えてきたんは現場よ。 まぁ、この人が現場の人という確証はないけど………」 「あんたは、命の恩人たい、ふふふっ…………」と言いながら、 カァちゃんは奥に消えました。 命の恩人か……………………。 「……!!!!!!!!(;一_一)」 ………………次の瞬間、私は、ゾッとしました。 ゾッとして……、そして、……頭の中が真っ白になりました。 誰だか知らない人の蟻の喩え……、 その喩えで言うなら……、大変な事にもなります………。 もし……、 もし、私の蹴ったその石が……、 別の蟻に偶然当って、 …………その蟻が死んでしまったとしたら…………。 私は、その蟻の子ども達に『親の仇』として 狙われる事になる訳です……………………(;一_一) 自分に全く覚えが無くても…………。 救った事も……、 又、殺した事も……、 自分としては何の自覚も無い事なのに…………………。 片や、命の恩人と感謝され……、 片や、親の仇と狙われる……。 私は、ただポンと何気なく石を蹴っただけなのに……。 何かをしようと意識的に動いた訳でも、 なんでも無いのに…………。 うわーーーーー……、 人の世は大変だ…………!!! ………これは、もう、人間関係を、あれこれ考えていても きりがないなぁ………。 …………悩んでも……切りが無いやぁーーーー……。 <続> ============================================================================ ◆◆ホームページランキング(暮らし・生活⇒ライフスタイル)に参加しています。 他にもステキなブログがありますよ。 一票お願いします。ランキング表を見に来て下さ~い ◆◆クリックして~~ ( ^-^) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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