愛 こ と ば・心 の 散 歩 路

2019/10/25(金)15:25

^-^◆ 幸福についてまじめに考えてみよう[8]

幸福について(15)

◆         人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。 にほんブログ村   ^-^◆ 幸福についてまじめに考えてみよう[8] 「ちょっと、シミュレーションをしてみようか……。  君、いいかな?」 「シミュレーション…………ですか?」 「うん、そうだ……。まず、10年後の君の理想の生活を、  なるべく具体的に想像してみてくれるかな……。  目を閉じて考えてもいいよ……」 「…………理想ですか……」 「10年後に、君はどこに居て何をしているのか?  仕事のことや家庭のこと、プライベートなことについても  リアルに想像してみてくれないか?」 「…………」 「どうかな……?  君自身の10年後を思い描くことができたかな……?  できたらなにかにちょっとメモっておいて欲しいんだが……」 「いゃーーー。急に言われても無理ですよーーー。  なかなか思い描くことが出来ません……」 「分かった。それじゃーこの続きは、  後日話すことにしよう。(^。^)」            <数日後> 「さて、今日は集まってくれてありがとう。  業務ではないので、リラックスして下さいね……。(^。^)  K君から『一人で聞いては勿体ないから仲間に展開します』  という知らせを貰った時は、ちょっとびっくりしたけどね。  こんなにも集まってくれてありがとう。  話しのいきさつと、私の問いかけは皆さん理解していますね」 「社長、大丈夫です。時間をかけて話して、  夫々みんなの10年後も考えて貰いましたから……」 「ありがとう。  あなた方自身の10年後を思い描いて、  なにかにちょっとメモしてくれましたかね……? 「(^-^)(*^^*)(^o^)(-_-)(>_<)( ̄ー ̄)<`ヘ´>(゜_゜)」 「それらは、夫々に皆さんの個人的な事なので、私が、  そこに立ち入る気はありません。又、してはいけませんよね。  そう言う未来を思い描く体験をして欲しかったのです。  ……では、話を進めましょう。  今よりも10年後の方が幸せだと想像した人は、  一体どの位居るんだろうねぇ……。  その人たちは『幸せとは何か』について自分なりの考えを  持っているということになりますね……」     「……答えの出なかった人も、かなり居たようですが、  それはそれで、今日、ここに集まってもらいました……」 「ありがとう。  当然、そういう人も居て当たり前だよね。突然の問いだしね。  旅行が好きな人は、  世界の各地の行きたいところを旅行している姿を  思い描いたかもしれない。今は経済的にも難しいけど、  10年後は実現できると考えたかもしれませんね……。(^-^)  繰り返しばかりの単調な生活ではなく、  毎日が違う一日として活き活きと過ごしている姿を  思い描いた人もいるでしょうね……」 「…………(^。^)」 「結婚のことや、子供のことを描いた人もいるかもしれません。  もっと素晴らしい仕事をしている自分を思い描いたかな?  給料が今よりズンと高い状況を想像した人も居るでしょうね。  (^-^)  ここで、今回みんなが思い描いた『幸福』を実現するには、  かなりの『幸運』が必要です。  この『幸福』と『幸運』との間には密接な関係があります。  そのことについて話をしましょう……」 「『幸運』が『幸福』を招くんですかね…………」 「ドイツ語で『幸福』という単語は、  実は『幸運』という意味でもあるんです。  ノルウェー語も『幸福』と『幸運』は同じ単語です。  フランス語も、日本語も同じ文字を使っています」       「どちらも『幸(しあわせ)』があります……(^。^)」 「ところがね、面白いことに、或る科学的な研究では、  『幸福』と『幸運』の関係に疑問が投げかけられています。  たとえばですね……、『幸運』という言葉から、  思い浮かぶこといったら、多くの人が、宝くじに当たる事と  言うでしょうね。(^。^)」 「ふふふふっ……数億円ですからね…………(^-^)」 「でもね、実は宝くじに当たる事と、  幸福はあまり関係がないのです。  1970年代にグリックマン博士が行った、  宝くじで五万ドルから百万ドルの高額当選者を  調査した研究があります。  それによると、高額当選者と同じような地域に住んでいる  宝くじが外れた人々とを比べたところ、当選者の方が  並はずれて幸せであるという結果は出なかったのです……」 「それは、どうしてでしょう?分かるような気もしますが……」 「うん、ここでは調査の結果が概ねそうであったと、  受け止めて下さい。もちろん、例外はあったでしょうが、  統計的に見るとそうだったと……受け止めてくれないかな」       「…………ハイ、了解しました」 「次はね、不運について考えてみようと思う。  私にとっては事故に遭い、体が動かなくなる事でしょうかね。  グリックマン博士は、不運……たとえば不慮の事故で体が  不自由になった人々についても研究していました。  事故に遭った人たちはやはり、そうでない人たちと比べて  幸せではなかったそうです。確かに困難は幸せに悪影響を  与えるでしょう。ところが研究の結果、その人たちは決して  不幸でも無かったんです。なんとかうまくやっていたのです。  実は私も事故に遭った人たちの幸福度は低いだろうと  思っていました。  でもそんなことは無かったのです。  つまり幸福とは自分の身に起こった出来事で決まるわけでは  ないようなのですよ」 「……だから、運不運を中心に『幸福』を考えるのは、  的外れの部分があるとおっしゃりたいのですね……」 「そこの所を、少しでも理解してもらえれば、  今日、皆さんに集まって貰った甲斐もあるというものです。  さっきも言ったように……、  皆さんが描いてくれた10年後の姿は、まさに個人情報  ですから、私が立ち入れるものではありません。  それぞれで、修正するなりして、大事に持っていて下さい。  近々、皆さんにアンケートを取らせて頂きます……」 「……分かりました。もう一度よく考えてみることにします」         <続く> 人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。 にほんブログ村       ====================================================== ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆  14年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。  それぞれ200円です。(^-^) AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。  良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。  『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』  ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

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