2019/11/13(水)08:43
^-^◆ 幸福についてまじめに考えてみよう[11]
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^-^◆ 幸福についてまじめに考えてみよう[11]
「でも、社長さん……、周りの人で色々と言ってくる方は、
いらっしゃいませんか?」
「ん?……色々って言うと…………?」
「社長さんの取り組みについて批判というか反論というか……」
「ああ、なるほど……それはあるよ。
業界団体の親しくしている社長さんなんかでも……そうだよ」
「どんな風に言われるんですか……?」
「反論とまではいかないけど、
幸福度というのは人それぞれだから、
団体で捉えても意味が薄いんじゃないか……とかね」
「ハイ、……なるほど」
「人それぞれの物差しが違うわけだから、一律に見れないし、
第一、第三者が色々言っても、
所詮は人を幸福になんかできないよ………てな、意見とかね」
「ハイハイ、なるほど、一般にはそう考えますよね……。
私も最初はそう考えました……」
「うん、思えば以前は私もそれに近い考えで無力感に、
襲われていたよ。
でも、やっぱり、前に進めなくてはと思い直してね。(^-^)」
「どう整理されたんでしょう……」
「うん……、じゃー女将さんに聞くけど、
女将さんのこれまでの人生の幸福度はどうでしたか……?」
「はい、お陰様でそこそこ幸福に暮らしてきていますよ」
「うん、そこで……、
女将さんがアフガニスタンやイラクに生まれていても、
今と同じように感じられるだろうか……」
「あらまぁ、それは、無茶な例えですよ。
国情が違いすぎます。
文化も、生活習慣も、外国との関係も日本とは、
事情が違いすぎますから……例えられませんよ」
「ねっ!! (^。^)」
「えっ?…………何ですか?」
「幸福度は個人的なものだといっても、
こんな風に、大きな前提条件があるんじゃないかな?
日本は平和だし異民族に支配されたことも無いから、
日常はみんな忘れてしまっているけどね。
国情もその一つだし、被災地域なんかも関係あるよね……」
「…………はい!!(^-^)」
「確かに幸福感というのは、個人の主観ではあるけど、
その前提になっている、国情とか、気候とか、家族親族とか、
職業だって関係するかもしれない……。
無意識にやり過ごしている、土台があるんだよね……」
「はい、…………確かに……」
「そのベースになっているところは、
国家では、政治が懸命に考えている訳さ。
基本的人権の保障とか、最低限度の文化的な生活の保障とか、
立法・行政・司法の機能を使って懸命にやっている訳……。
企業では、その役割が経営者ではないのかな―――」
「……なるほど。人が感じる幸福度の底辺というか土台の
問題もあるわけですね」
「うん、早い話がさ、社員の皆が現在どんなに幸福に感じて
くれていてもだよ。明日、私が悲惨な倒産を引き起こしたら、
それは一辺に壊れてしまう訳よ。
だから、その真逆の考えで……社員がより幸福になるために、
何をしたら良いかを模索したいと思ったわけよ」
「……考えてみたら、社長さんが起業なさらなかったら、
一生出会う事も無かった人たちと、
仕事をされているんですね。
確かに、個人の幸福には、ベースがありますね……」
「うん……だから及ばずながら何らかの努力を傾けたいと
思うのも分かるでしょう?」
「……ゴメンなさい。要らぬことを言いました。(^_^;)
頑張って下さい。
でも、ホントに手探りの、大変な取り組みになりますね」
「うん、でも……『三歩歩いて二歩下がる』でもよいから、
取り組んでみる意味はあると思っている。
ははははっ……、せいぜい頑張りますよ」
「ご健闘をお祈りしています。
時々、お話しを聞かせて頂くと……嬉しいわ。(*^^*)」
<続く>
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