2020/01/15(水)11:28
^-^◆ 男はつらいよ……寅さんを偲んで
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^-^◆ 男はつらいよ……寅さんを偲んで
誰もが知っている(知らない人は知らない……(^_^;))
「フーテンの寅さん」こと、車寅次郎の妹の名は、
……知る人ぞ知る「さくら」であります……。
女優の倍賞千恵子さんが演じていましたね。 (^-^)
この「さくら」という名前、……戸籍上は「櫻」と書くらしいの
です……。しかし「車櫻」では、八重桜や吉野桜のような桜の花
の一種と間違えられそうなので、ひらがなで書く様にしたという
事です。
もっともこの話しは、劇中の寅さん本人の弁ですから、
……どこまでが本当かは……わかりません…………(ー_ー)
また、1969年の「男はつらいよ」第一作で、「さくら」は寅屋
の裏の工場に勤めている、諏訪博と結婚しているので、
「諏訪さくら」という事になります…………。
面白いのは「男はつらいよ」の歌の出だしの歌詞なんです。
これも、ファンなら誰でもご存じように……、
「俺がいたんじゃお嫁にゃゆけぬ………………」であります。
「男はつらいよ」全48作のうち、さくらは第一作でお嫁に
行きますから、その後の47作ではこの歌詞は合わないことに
なります。
そこで誕生したのが、もう一つの歌詞です……。
「どうせ、おいらはヤクザな兄貴………………」
ということになります。
カラオケで歌うと、原作の歌詞が出て来ますが、映画を見ると
変わっているのがわかります。(^。^)
……では、私が大好きな一場面を……再現します。(^。^)
< 志村喬と 渥美清の名場面 >
志村喬が演ずる、
諏訪飃一郎(大学教授でさくらの夫である博の父)が
1971年作の「男はつらいよ・寅次郎恋歌」で
妻(つまりさくらの姑)を亡くします。
寅さん……寂しい想いをしている飃一郎を慰めにきて
二人で酒を呑んでいる場面です。
秋の縁側で、庭のリンドウを眺めながら、
飃一郎が寅次郎に語りかけます……。
「 あれは、もう十年も昔の事だがね……。
私は信州の安曇野というところに旅をしたんだ。
バスに乗り遅れて……、田舎道を一人で歩いてるうちに
日が暮れちまってね…………。
暗い夜道を心細く歩いていると…………、
ポツンと一軒家の農家が建っているんだ。
リンドウの花が……、庭いっぱいに咲いていてね……、
開けっ放した縁側から、明かりのついた茶の間で食事を
しているのが見える………………。
まだ、食事に来ない子供がいるんだろう。
母親が大声でその子供の名前を呼ぶのが聞こえる。
私はね…………、
今でもその情景をありありと思い出す事が出来る……。
庭一面に咲いたリンドウの花……。
明々と明かりのついた茶の間…………。
賑やかに食事をする家族達……………………。
私はその時、それが……、それが本当の人間の
生活ってもんじゃないかと……、
…………ふと、そう思ったら、
急に涙が出てきちゃってね…………。
人間は……、絶対にひとりじゃ生きていけない。
逆らっちゃいかん。人間は……、人間の運命に
逆らっちゃいかん。そこに早く気が付かないと不幸な
一生を送ることになる…………。
わかるね、寅次郎君………………。わかるね…………」
「…………。…………。…………(ー_ー)」
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