2020/11/17(火)12:46
^-^◆ 伝統の秋祭り 守り続ける仲間たち【2】
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^-^◆ 伝統の秋祭り 守り続ける仲間たち【2】
＜ Ｒｅｎｅｗａｌ ＞
今年は、コロナのせいで各地の祭りが中止になったり、
縮小したり、形を変えたりと……淋しい状況ですね。
私の地元でも……秋祭りや関連行事は全て中止にして、
神事のみを執り行いました。
このような環境の中……だからこそ、伝統的に続く、
福岡宗像・東郷 摩利支神社秋季大祭の全容を、
改訂版にてお届けしたいと思います。
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宗像・東郷 摩利支神社秋季大祭の一部始終をお届けします。
●初穂料（奉賛寄付金）集め●
町内で商売を営む居酒屋や、各種商店、銀行、信用金庫、
司法書士等各種事務所、知名士、マンション経営者等々のお宅を
訪問し、神社へのご寄付をお願いするのです……。
非常に大切な資金源となり神社総代の重要な仕事のひとつです。
例年の事でもあり、氏神様の事なので、たいていは快く
ふたつ返事でご寄付を出して頂けます。
千円から多い所は五万円です。
中には、商売の状況から去年は三千円寄付したが、今年は、
二千円にして欲しいというところも……チラホラ。
勿論、ご寄付ですから、幾らであろうと喜んで頂戴します。
皆様も、寄付を通じて秋季大祭への参画意識を高められます。
従前から、寄付を控えておられたお店にも、
行くだけは行ってみます。
旦那さんが脳こうそくで倒れられて入院中なので、
高齢の奥さんが、細々とお店を続けられているという……、
そんなお店もあります。
……奥さんは逆境にあっても、いたって元気です。(^-^)
「摩利支神社のお陰で、無事に商売も続けられよるけん初穂料位
は出したいけどねぇ」と、ニコニコ顔のおばさん。
「いやいや……、挨拶で寄っただけやけん……無理しないで
良かですよ……」
……と、出て行こうとすると、
「折角、寄って貰って……手ぶらじゃねぇ……」と言って……、
「お向かいのお店は幾らくらい寄付された？」との問い……。
「ああ、例年、二千円頂いてますよ」
「そうね…………、今年はあんたもわざわざ寄ってくれたけん
顔を立てて、三千円、出させて貰おう……」
「！！！！ 良いんですか？無理しなくて良いですよ……」
「無理はしないよ。神様にお礼はちゃんとしないとね。
ハイご苦労さん」……と、こんな例も少なくありません。
ちょっと、悪かったかな……とも思いますが……、反面
「顔を立てて……」と言う言葉が嬉しかったりもします。(^_^)
地域の普段のつながりが……嬉しいものです。
この様にして集められた浄財が、神社運営の基になるのです。
ご寄付頂いた方には、千円に一枚の割合で「福引券」を
配ります。外れても、５００円相当の品物が当たるから
「半返し」……です。 (^。^)
祭りの数日前から、神社総代２６人が、町内をしっかり回って
皆さんとお話をすることも、祭りの気運を盛り上げ、
祭りへの参加を促す貴重な活動となっているのです……。
頂いた初穂料（ご寄付）の内容を大きな板に書き出して、
感謝の意味を込めて境内に張り出します。
昔は、達筆の長老が自筆で、書き出していましたが、昨今は、
コンピュータの文字です。
氏神様も、苦笑いかもしれません。(^。^)
沢山の初穂料を頂くので、縦１ｍ、横４～５ｍにもなります。
＜続く＞
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