2021/09/12(日)14:35
^-^◆ 【改訂】人の一生 と 干支の巡りあわせ<10>
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<高齢の祝い解説編>
【前回】人の一生 と 干支の巡りあわせ<9>
「高齢の祝いのおさらいだが……、
70才が古稀、
77才が喜寿、
80才が傘寿……前回、ここまでは話したね。
84才が橋寿……今日は、ここからだ。(^。^)
88才が米寿
90才が卆寿、
92才が國寿、
94才が櫛寿、
99才が白寿、
100才が、百寿、
108才が、茶寿、
111才が、王寿、
120才が、天寿、
と、これだけある……ははははっ…………(^O^)」
「はい、よろしくお願いします。(^-^)
……でも、橋寿は全く聞いたことがありません」
「まだ、あまり一般的ではないかもしれないが、
一部で行われている祝いだよ。84(ハシ)に因んで、
お箸を贈ったりするね。84は『橋』でもあるし、
橋とは繋ぐものだから『縁繋ぎ』にも『歳繋ぎ』にもなって、
縁起がいいよな……(^-^)」
「……こんなこと言いにくいんですけど、何だか駄洒落の世界
みたいですね……?」
「昔は、現代みたいに長寿ではなかったから、
長生きされた先輩を、色々なことにかこつけて、
お祝いしたんじゃないかな。祝って頂くと嬉しいもんな。
ひとつの文化になっていったんだろう……」
「なるほど、そういう事かもしれませんね。
和を保っていくひとつの知恵だったのかも……」
「さて、次に行こうか……米寿だな。
88才の長寿の祝いは、米(よね)の祝いともいうんだよ。
『八十八』の字画を詰めると『米』という字に通ずるから、
そう言われるようになったらしい。
日本の歴史では、米は極めて大切な宝のような物だったから、
長老の祝いには相応しい命名だよな」
「大名の格を表すのも、お米の石高でしね。(^-^)」
「そうだな。江戸時代以降、還暦、古稀、喜寿に次ぐ
最終の長寿祝いとして久しく行われてきたらしいよ。
その後、さっき言ったような祝いが付け加えられて、
その内、主なものが、近年は定着の傾向がみられるんだ」
「昔は88才と云えば、大変な長寿だったんですね。
武家も商家も、40才くらいで隠居する時代でしたもんね。
はい! 次は、卒寿(90才)です。
あっ、これは卒業の『卆』だ。聞いたことがある!!」
「そうそう、漢字の『卒』の略字は『卆』だな。
『九十』に分解できる事が『卒寿』祝いの由来とされている」
「相当な高齢ですから『人生卒業』という事ですかね……」
「ノーノー、お祝いだからそんな事は決して言わない。
『初老を終えただけ』という意味らしい…………。
長寿祝いの風習そのものは平安時代に中国から伝わった
ものらしいから、実に長い歴史があるんだね。
しかし、当時90才まで生きる人は非常に少なかったため、
卒寿祝いが行われることはほとんど無かったそうだよ」
「なるほど、そうでしようね。 しかし、
90才で初老の終わりとは……。やっと『中老』ですか?」
「ははははっ……、そうかもしれないな。(^。^)
さて、次に行こうかな」
「次の国寿と櫛寿も、全く聞いたことがありません。
92(クニ)と94(クシ)の駄洒落ですね……(^-^)」
「あのなー、駄洒落というのは止めて『掛け言葉』と
言おうよ。(^。^)万葉集だって、駄洒落集になりかねない
からね。ふふふふっ……。
国寿は『まだまだ老け込まずに国の事を思って下さい』
現代なら差し詰め『国政選挙に行きましょう』かな……(^_^;)
櫛寿は『人々の命をお守り下さい』という意味だ。
櫛は髪を守る物であり、髪は、命に等しいと、
考えられていたからね……」
「そう言えば、無くなられた方の代わりに、その方の髪を
大事にしていたのを昔、時代劇で見ました……」
「さてさて、今日もこれ位にして、白寿以降は次回にしよう」
「はい、分かりました。よろしくお願いします。(^-^)」
<続く>
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