愛 こ と ば・心 の 散 歩 路

2022/08/26(金)10:05

^-^◆ 【改訂】言葉の繊細さこそ 日本人の心のあらわれ[3]

大切な言葉(44)

◆       人気ランキングに参加しています。 良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。 にほんブログ村  ^-^◆ 【改訂】言葉の繊細さこそ 日本人の心のあらわれ[3]  <前回>【改訂】言葉の繊細さこそ 日本人の心のあらわれ[2] 「例えば、君の会社に、俺が電話を掛けたとする……」 「ハァーーー……??」 「たまたま、君が年休を取って休んでいた場合だ……。……な」 「はい……」    「よく、返ってくる言葉が『大多はお休みを頂いております』」 「ハイハイ、よく言いますが……おかしいですかね?」 「うん、よく考えてごらん…………」 「…………うーーん……??」 「……休みを頂いて…………だぞ」 「…………はぁーー (^_^;)」 「こっちが、そちらに休みを与えた訳でもないからなーー。  違和感は拭えないな。  『休んでおります』で良いじゃないか」 「……確かに、そうか……シンプルな方がすっきりしますね」 「もう一度、日本語をシンプルに戻していきたいもんだなーー。  段々と、意味もなく複雑になってきている面もあるし……」      「出来るだけ叱られないように……とか、  後で、責任を追及されないように……とか、  相手に対するこちらの気持ちをより伝えたい……等、  こんな思いが渦巻いて、言い回しを複雑にしてきたような  面も、考えられますよ……」 「……なるほど。  確かに昔に比べると、社会全体で責任を追及する姿勢が、  強くなってきているからなーー」 「……昔、実際に経験したんですが、  私の上司の課長が部長に対してこんな風に、  言っていたことがあります。  或る案件の実施の有無を問われたときに、  『……はい、その件は絶対にやらなければならないだろうと   いう感じで、強く主張した方が良いのかもしれません……』  ……ふふふふっ……。部長、キョトンとしていました」 「ふふふふっ……ははははっ……凄いなーーー(^。^)」        「後々の責任逃れの為の発言です。ふふふふっ……。  先輩、他にも具体的に指摘する例題はありますか?」 「うん……、『ございます』を連発するお偉いさんが  増えただろう?」 「『私、○○証券の者でございます』とか……おかしいですか」 「いや、そういうのは正常だ。  最近、時々耳にするのが、かなり大手の企業の支社長なんかの  挨拶なんだが……、  『お客様の苦情も貴重なご意見として聞いておりますが、   それらに対しこのように考えております』  というような下りの時だ……」 「…………ハイ……」     「お客様の苦情も貴重なご意見として聞いて御座いますが、  それらに対し、このように考えて御座います』……なんて、  言うんだよ。もう、可笑しくってなーーー( ̄ー ̄)」 「あっ、それ。分かります、わかります。  結構大手の企業の方や、官公庁系の人に多いですよね。  ……確かに、耳障りですね……。  『御座います』を付けりゃ―良いってもんじゃないですよね」          <続く> 人気ランキングに参加しています。 良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。 にほんブログ村           ========================================================= ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆  今まで蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。  それぞれ200円です。(^-^) AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。  良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。  『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』  ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

続きを読む

このブログでよく読まれている記事

もっと見る

総合記事ランキング

もっと見る