2022/08/26(金)10:05
^-^◆ 【改訂】言葉の繊細さこそ 日本人の心のあらわれ[3]
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^-^◆ 【改訂】言葉の繊細さこそ 日本人の心のあらわれ[3]
<前回>【改訂】言葉の繊細さこそ 日本人の心のあらわれ[2]
「例えば、君の会社に、俺が電話を掛けたとする……」
「ハァーーー……??」
「たまたま、君が年休を取って休んでいた場合だ……。……な」
「はい……」
「よく、返ってくる言葉が『大多はお休みを頂いております』」
「ハイハイ、よく言いますが……おかしいですかね?」
「うん、よく考えてごらん…………」
「…………うーーん……??」
「……休みを頂いて…………だぞ」
「…………はぁーー (^_^;)」
「こっちが、そちらに休みを与えた訳でもないからなーー。
違和感は拭えないな。
『休んでおります』で良いじゃないか」
「……確かに、そうか……シンプルな方がすっきりしますね」
「もう一度、日本語をシンプルに戻していきたいもんだなーー。
段々と、意味もなく複雑になってきている面もあるし……」
「出来るだけ叱られないように……とか、
後で、責任を追及されないように……とか、
相手に対するこちらの気持ちをより伝えたい……等、
こんな思いが渦巻いて、言い回しを複雑にしてきたような
面も、考えられますよ……」
「……なるほど。
確かに昔に比べると、社会全体で責任を追及する姿勢が、
強くなってきているからなーー」
「……昔、実際に経験したんですが、
私の上司の課長が部長に対してこんな風に、
言っていたことがあります。
或る案件の実施の有無を問われたときに、
『……はい、その件は絶対にやらなければならないだろうと
いう感じで、強く主張した方が良いのかもしれません……』
……ふふふふっ……。部長、キョトンとしていました」
「ふふふふっ……ははははっ……凄いなーーー(^。^)」
「後々の責任逃れの為の発言です。ふふふふっ……。
先輩、他にも具体的に指摘する例題はありますか?」
「うん……、『ございます』を連発するお偉いさんが
増えただろう?」
「『私、○○証券の者でございます』とか……おかしいですか」
「いや、そういうのは正常だ。
最近、時々耳にするのが、かなり大手の企業の支社長なんかの
挨拶なんだが……、
『お客様の苦情も貴重なご意見として聞いておりますが、
それらに対しこのように考えております』
というような下りの時だ……」
「…………ハイ……」
「お客様の苦情も貴重なご意見として聞いて御座いますが、
それらに対し、このように考えて御座います』……なんて、
言うんだよ。もう、可笑しくってなーーー( ̄ー ̄)」
「あっ、それ。分かります、わかります。
結構大手の企業の方や、官公庁系の人に多いですよね。
……確かに、耳障りですね……。
『御座います』を付けりゃ―良いってもんじゃないですよね」
<続く>
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