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愛 こ と ば・心 の 散 歩 路

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2026.06.10
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カテゴリ:実践ビジネス力













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     ^-^◆ 会社で出世するのは楽じゃない [1]



速生「阿武さん、不躾な質問で申し訳ないんですが……、
   職場で、同期の人間や後輩達が、
   自分を追い越して出世していく状況を体験された事……とか、
   ありますか……?(゜_゜)
   阿武さんは、まず……ありませんよね……」

阿武「ええっ?
   突然何ですか??
   優等生社員の速生さんの言葉とも思えませんが………」

速生「いえ……後輩に相談されたりするもんですからね……」

阿武「あっ、そういうことですか……なるほど……なるほど。
   うーん……(一_一) それを言うなら、私の場合は、
   そういう事がむしろ当たり前の様な人生でしたねぇ」

速生「ええっ!!……!!(゜。゜)」

阿武「最初の会社で……たしか……同期の仲間同士の序列では、
   最下位グループだった時が長かったと記憶しています」



      



速生「まっ……まさか!!!!!」

阿武「ははははっ……、ホントのことです。(-.-)
   たしか……業績評価のランク付けがAからEランク迄ある
   中で……、スポーツ選手は評価が低かったですねぇ……。
   海外遠征、国内の試合、強化練習等々で、
   しょっちゅう職場を空けますからね……。
   どうしても、仕事の成果が上がりません………。
   まっ、私が居た会社の独特の評価法かもしれませんがね」

速生「そうか……スポーツ選手だったんですね、阿武さんは」

阿武「とにかく厳しかったですよ…………。
   たとえ、オリンピックで活躍したメダリストでも、
   AやBの評価を貰うには、余程の業績を上げないと、
   ありえませんでしたね……」

速生「ひゃー、厳しいなぁ……。
   選手にとってみれば練習も試合も仕事みたいなものなのに……、
   悔しいですね」

阿武「うーん……そうですねぇ、
   しかし仕事は仕事って割り切って、
   評価する面が強くあって……。
   会社の広告塔としてそれなりに頑張っている選手達、
   少し、可愛そうな感じもしましたね……」



      



速生「………ですよね……」

阿武「まぁ、遥か昔の話ですからね………。(^。^)
   私は、スポーツはやってたけど、
   会社代表の選手ではなかったんですよ。
   ……それでも評価は、一番下のE評価でしたね……。
   ははははっ……(^。^)」

速生「どうして……? 病欠でもされてたんですか?」

阿武「いいえ、いたって健康でしたよ。(^o^)丿
   要するに上司からの評価が低かったって事ですよ」

速生「…………?」

阿武「そうか……、そういう意味では私にとっては、
   スポーツをやっていた事と、人事評価とは、
   直接関係がなかったのかなぁ……」

速生「えっ! どういう事ですか?」

阿武「……つまり納得しないと仕事を進めないという私の性格、
   そして仕事より、スポーツ練習の方を優先させてしまう
   私の考え方を、歴代の上司達が好まなかった様ですね。
   練習の為に残業を断った事……数知れずですからね」



      



速生「でも阿武さん、仕事はちゃんとやってたんでしょう?」

阿武「ちゃんと……っていうか、
   ノルマだけは果たしていた積りですが………。
   ああ、そうそう、今となっては、懐かしい思い出話ですが
   3年間で、18回、職場を替えられたこともありますよ。
   そんな時は業績なんて残せるはずもありません……」

速生「えーー!!ホントですか?信じられないなぁ。
   そんな人事が実際に存在するんですか……?」

阿武「ええ、極端に要員がダブついている時期でしたがね。
   贅沢な話です……。もちろん、まだ新人の頃の話ですよ」

速生「平均して一年に六回でしょう……?
   そんなに、異動したら仕事なんて覚える時間も
   ないでしょう……?」

阿武「ははははっ……、お察しの通りですよ。……しかし、
   まぁ、顔は広くなったし何にでも物怖じしなくなって、
   後々には、これが大変役に立ちましたがね……。
   怪我の功名です……(^。^)」



      



速生「うーん……阿武さんのケースは特殊なケースだなぁ……」

阿武「……そうですね……特殊でしょうね……。はははっ……。
   当然の事ですが、2~3才年下の後輩が私の上司になった
   こともありますよ。しかし彼等から馬鹿にされたり、
   みくびられたりした事は無かったと思います。
   逆に、部下といっても経験はこっちの方が上ですから
   色々と教えてやりました……」

速生「悔しかったでしょう……?」

阿武「悔しい……。
   うーん……まぁ、少しはね……。
   でも早く切り替えましたよ。仕方のない事ですからね。
   団体戦ですから……企業は……。
   考えてみれば、こんな事はスポーツの世界では、
   当たり前の事ですもんね……」

速生「阿武さん、そんな場合……、
   自分をどう納得させていたんですか…………?」

阿武「納得も何も……ありませんよ。
   愛する女性が他の男性を選んだみたいなもんで、
   悔しいけど、ああそういうことか、と思っただけですよ。
   上司は彼らを選んだんですからね……。
   ははははっ……(^。^)」

速生「そう簡単には、割り切れないでしょう……?」



       



阿武「うーーん……割り切れないでしょうって言われれば、
   そうですねぇ……、どうかなぁぁぁ。(一_一)
   しかし……かなりの連中が先に昇進しましたからねぇ。
   先に行った連中のどこが会社から買われたのか等を、
   いちいち考えるのが面倒でしてね……。(^-^)
   とうてい理解できない事も、数々ありましたしね(-.-)」

速生「なるほど、無関心という事ではなくて、
   一応はそういう風には考えられたんですね。
   阿武さんも……」

阿武「ええ、まあ……でも……、よく分からないし。
   考えても複雑だし……面倒ですからね。(^-^)
   そこは割り切って『自分が、皆とどこが違うか』だけを
   考えていたようなきがしますね……確か……」

速生「自分が、他人とどこが違うか……?
   ……自分の、特徴みたいなもんですか?」



      



阿武「まぁ……そうです……ね。
   そして、その特徴の部分を自分で好きだったし、
   気にいってたし、大事な面だとも思っていましたから、
   割り切れていたんでしょうかね。
   正直言って、会社って変な基準で考える所だなぁって、
   ……感じていましたよ」

速生「特徴というのは……先ほど言われていた、
   トコトン納得する仕事の仕方のことですか……?」

阿武「うん、それもありますが、その他、……色々とね。
   おかしい事はおかしいと主張するタイプですから……私。
   前例を盲信する職場環境では馴染みませんでしたね……」

速生「……でも、そんな人事処遇をされて、自暴自棄になったり
   やる気がなくなったりしませんでしたか?
   ……仕事以外の事に走るとか……なかったんですか?」



      



阿武「ええっ……?
   どうしてそうなるんですか……?
   自分自身の人生とか、自分自身の戦いとは、
   なんの関係もないじゃないですか……」

速生「でも、会社での処遇って毎日の人生じゃないですか……」

阿武「なるほど……人生と言えば、そうですね。
   会社で過ごす時間って、半端じゃないですからね……」

速生「……でしょう?」

阿武「それじゃー、
   『自分が何に強い興味を持って生活しているかって事』
   を大切にした……と、言い直した方が良いですかね」

速生「……興味……?」



      




阿武「……あくまでも、当時の自分が対象にし、
   目的としいてたのは『仕事そのもの』だったわけです」

速生「仕事そのもの……ですか?」

阿武「会社の枠を越えて技術では業界第一人者になりたいと
   常に頑張っていました。
   家が、代々大工の家系ですから、
   職人肌みたいなものもあったかもしれませんが…(^-^)」

速生「……!!」

阿武「そして……私の強い興味の的は、
   『人の和』と『創造性の発揚』だったから…………、
   勝った負けたの昇進レースなんて、
   あんまり、興味なかったんですよ……」

速生「チームワークと、創意工夫……!……ですか?」

阿武「ええ、これに満ち溢れた集団は、
   実に心地良いですからね……」



      



速生「心地よい…?………会社が………???」

阿武「それに人事というのは、元々他人が決める事ですよね。
   人事(ひとごと)です。
   いちいち反応して一喜一憂していてもねぇ………。
   ロスですよ……時間の……。
   いや、脳のロスかもしれない……(^。^)」

速生「うーん……他人が決める事……ですか…。
   そう言われればそうだけど、しかし、
   給料にも響いてくるし……」

阿武「給料ねぇ……。
   まぁ給料は多いにこした事はありませんが、
   それも生涯給与で考えたら、たいした差なんて
   ないんじゃないですか……。
   ほんの一部の人を除いてね………。
   3倍、4倍になるわけじゃなし……」

速生「うーん……」


           <続く>







          
     



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最終更新日  2026.06.10 14:45:29
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