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2026.06.19
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カテゴリ:実践ビジネス力













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     ^-^◆ 会社で出世するのは楽じゃない [5・完]



速生「阿武さん……あ~あ…………。
   私の悩みは深くなるばかりです……。(>_<)
   阿武さんは、何故そんな割り切った考えが出来たんです?
   理解し難いですよ。
   ……持って生まれた気質なんですかねぇ……?」

阿武「ウーン…難しい……。
   ……難しいなぁ……(-.-)
   どうなんでしょうねぇ……。((+_+))
   私とて、ごく普通の人間ですけどね………………」

速生「…………うーん」

阿武「………………。
   ………………(一_一)
   ウーーン……実は、若い頃に…………、
   それは、それは凄い先輩に出会いましてね。
   その先輩の影響を受けている事は確かですねぇ…………」

速生「先輩……デスカ……職場の……?」

阿武「……うん、まぁとにかく凄い人だった…………」



      



速生「どんな風に凄いんでしょう…………??」

阿武「うん…………、どんな風って……。
   とにかく凄いんです……」

速生「阿武さん!! それじゃ分かりません!!(゜_゜ )」

阿武「2歳年上の先輩だったんですが…………」

速生「阿武さんが、幾つくらいの時ですか…………??」

阿武「うん……、32~33歳位でしたかね………。
   うん……。
   その先輩の口癖がですね……、
   『目先の手柄を立てたいのか、
    天下を取りたいのかで人の行動は全然異なる。
    志を持つ者は駆け引きをしない。
    取り引きもしない。
    自分の価値の無限の可能性に気付いているから、
    自分に値段の付けようが無いのだ。
    交換可能な価値感では生きていない……』」




      



速生「…………!!!」

阿武「『やるべき人が本気でやる気になって、
    摩擦を恐れず動き始めると、
    事態は著しく好転する。
    これこそが事業成功の、
    唯一の秘訣と言っても決して過言では無い』
    ……凄いでしょう……ね。(^。^)
    確かにこの先輩、天下を取りましたよ……」

速生「社長になられたんですか?」

阿武「うん……、傍系のね。
   個性溢れる素晴らしい経営で有名です。
   ……まっ、人には夫々の『天下』がありますがね……。
   要するに『人生の満足』的な意味でしょうから……」

速生「……確かに……、価値観を『外』に持たずに、
   『内』に求める方が豊かな人生ですもんね。
   仕事は生きる為の『手段』であって、
   『目標』では無いということですか……?」



     



阿武「いえいえ、それ自体が、目標となり得ない手段など、
   手段としてもたいしたものではないですよ」

速生「わかっています、わかっていますが、しかし、
   和尚でもない俗な人間は、
   未熟者ゆえ、悔しいのですよ……」

阿武「速生さん、あなたも、たまたま現段階、
   ラッキーということかもしれません。
   しかし……、私は悟りを開け等とは考えていないんです。
   他人が決めるルールになっているものを、
   自分で決めようと考えるなといっているだけの事です。
   知的に捉えよ……と……」

速生「皆も、特に『出世』にこだわっている訳ではないのだと
   思いますが、人事制度の下で、格付けが下の人間は、
   上の人間の給料に追いつけないと考えて、
   どうしても上がりたいと執着するんですよね。
   それぞれ、生活もありますしね……。
   それに……意地も……ね」



      



阿武「いやいや、速生さん……、
   出世にはこだわっても良いのではないですか……?
   ……一種のゲームというか、
   競技みたいな所もありますから………。
   ……励みにはなりましょう。
   ただ、自分の、本来の生き方や個性を殺してまでこだわるのは、
   主客転倒と思いますがね…………。
   そして、大事なことは、企業内では…………、
   『勝ち負けを他人が決める』というルールだって事を、
   しっかり自覚していなければならないということです」

速生「フム……確かに」

阿武「審判員を言葉で説得しても意味がないでしょうね。
   相手の心に届くように、アピールする位かな……」



      



速生「確かに、
   審判に抗議してみても判定が覆る訳ではありませんからね!
   要は、会社が認めなくとも、
   『管理職の端くれ』と自覚して行動することが、
   大切なんでしょうか?
   主体的に……自分の任務として…」

阿武「それぞれの気持ちの決着の付け方でしょう。
   仕事の現場で負けないことが基本ですよ。
   我々は毎日仕事をしてるんですから……。
   『評価』はその結果です」

速生「うーん、………後輩に話してやります……。
   私も少しは頭の整理がつきましたよ……。
   ありがとうございました。
   阿武さん」

阿武「……(^。^)……」


        <完>




  ※ 長らくのご愛読、ありがとうございました。




       

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最終更新日  2026.06.19 13:53:43
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