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カテゴリ:麗しき日本
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![]() 人気ランキングに参加しています。 良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。 ^-^◆ 貧者の一灯……日本人の心 [上] <少し前の事になりますが、 奉仕活動の一環として、 就職試験前の工業高校生に、 卓話を頼まれたことがあります。 その話の内容をご披露しましょう> -------------------------------------------------------- 本日、私が皆さんにお話をしたいものの一つが、 『貧者の一灯』という話です。 これは、私がブログに書いたことがありますので、 それを引用しようと思います。会話型にしていますから、 皆さん、リラックスして聞いて下さい。 ![]() 「それは、遥か昔……明治23年のことじゃ……」 「明治……古い話ですね。1890年ですね。 明治維新から、20年ちょっと経った頃ですか……」 「フム……そうじゃな。 トルコ皇帝ハミル2世が、日本に特使一行を派遣された。 その特使達を乗せた軍艦エルトゥールル号が、 帰路、暴風雨に遭い和歌山県串本町の沖合で、 岩礁に衝突し遭難するという事故が起きたんじゃよ」 「へぇーー……。そんな事があったんですか? 明治の中ごろにトルコから特使というのもびっくりですね。 ……で、船は沈んだんですか?」 「フム……これは、けっこう知る人は知っている事件じゃよ。 ……哀れな事に、この事故で特使を含む518名は死亡した。 ……が、69名が死を免れたのじゃ。つまり……、 地元民の手厚い救護により、一命を取り留めたのじゃ……」 「ウワーー……。随分と大きな船だったんですね。 でも、70名近くも助かったんだ……。 多分、台風の暴風雨だったんでしょう……ね」 「うん……、救助活動の細かなことは知らないが、 想像するに漁船を出して助けた人もいるんじゃないか? 助ける方も命がけだったろう。 ……船乗りだから、自力で岸に辿り着いた人もおろうが……」 「……大変だったでしょうね……」 ![]() 「実は、陸に助け上げてからが……又、大変だったのじゃ……。 村にとってみれば、69人の突然来客だ……。 それも体力の弱った……客たちだ。 おまけに、言葉も通じない……」 「……想像を絶しますね。小さな漁村でしょう……」 「うん……、ところがなんと凄いことに、 この時村人たちは台風によって漁ができなくて、 自分たちの食べるものさえ無くなってしまうという状況に あったにも拘らず、非常時のために飼っていた、 最後に残った鶏までもトルコ人に食べさせ介護したんだそうだ……」 「ええっ!!…………!」 「……凄いことだよな……見も知らぬ異国の他人にだ………」 「そんな事実があるんですか? 凄いことですね……。 うーん……なかなかできないことだよなぁ……」 「うん……『貧者の一灯』の心が、 この村人たちにはあったのじゃな……」 「貧者の一灯…………?」 「たとえ自らが貧しく苦しい身であっても、 もっと窮乏している者に対して自らも身を切る。 ……そんな精神だな……」 ![]() 「……すっ、凄いですね。昔の日本人って……」 「昔の日本人だって……!! 何を言うか!そのDNAは我々にも脈々と引き継がれて いるんだぞ!!」 「はっ……ハイ!!」 「また、村人たちは、遭難者の遺体を可能な限り引き上げ、 丁重に葬ったそうだ……」 「素晴らしい話ですね……なんか、日本人として嬉しくなります」 「この話は、和歌山県知事から明治天皇に伝えられてな、 その後、遭難者たちは明治天皇の命により軍艦2隻で、 トルコに送り届けられたということだ……」 「ウーン……感動しますね……」 「そして、この事が日本中に知られるにつれて、 人々に大きな衝撃を与えたのじゃ。 このトルコの悲劇に同情した『山田寅次郎』なる人物が……、 彼のフーテンの寅さんじゃないぞ、 あれは、車寅次郎だ……(^。^)」 「ははははっ……はい」 ![]() 「一民間人として動き始め、新聞社などの協力を得ながら 全国を歩いて義援金を集めてな、 それを携えてトルコに渡ったんじゃ……」 「そうか……トルコには一家の主柱を失った家族が、 沢山いたんですね。その人たちの救済にまで、 手を差し伸べたんですか。なんか、体が震えてきました。 ……凄い、話です」 「お主の言う通りじゃ……1892年4月4日のことじゃ……。 イスタンブールに上陸した山田は、まず外務大臣の サイド・パシャに義援金を手渡したのじゃ。 その後皇帝アブドゥル・ハミト2世に拝謁した……」 「えっ、山田さんって、一民間人でしょう!! 皇帝に!……凄いなぁ……」 「だろう……?その後、山田寅次郎はトルコ側の要請で、 そのままトルコに留まり日本語を教えるとともに、 日本とトルコの友好親善に尽くしたそうじゃ……。 この時の山田の教え子の中に、 後にトルコ共和国初代大統領となる ケマル・パシャがいたんじゃぞ……」 「うーん……凄い。日本人として誇りを感じる話ですね……。 ドキドキしてきました(^-^)」 <続く> ![]() 人気ランキングに参加しています。 良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。 ==================================================== ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今まで蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^) AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 人気ランキングに参加しています。 良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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