^-^◆ 上司と部下のコミュニケーション【下】
◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 上司と部下のコミュニケーション【下】新潮「うーん、それがですねぇ……。 部長は……ですね……ちょっと……」阿武「えっ? ちょっと……何ですか?」新潮「はい、ウチの部長の癖と言えば癖なんですけどね。 こんな風に腕を組んで、目をつむって……、 話を聞かれるんですよ……結構難しい顔で……。 ………それも無言でね」阿武「それは真剣に聞いてもらってるって事じゃないの……? ニヤッと冷やかすみたいな顔じゃ、 逆に腹が立つでしょう?」 新潮「うん、そりゃーもちろん、 真剣に聞いて頂いているんですけど……、 阿武さん……これは……やっぱり恐いですよ。 その、無言の雰囲気って…………。 一対一で相対しているんですから……。 相づちくらい、打って欲しいじゃないですか……」阿武「うん……確かに……それも分かります。 部長さん、それなりに威厳あるしねぇ……。 世の中には、黙って最後まで聞いておいて、 『何が言いたいのか分からない』って言うタイプの人が いますね。 話した方は相手が目上の人であればあるほど、 劣等感を抱きますね。 相手に威圧を与えるひとつの話法でもある訳ですが、 地位の離れた部下が、意見具申に来たときは避けるべき 態度でしょうね。 ホントに、本気で内容を聞きたいんならね……」 新潮「こっちとしてはですよ。 折角、意を決して話してるんですから、 なにか反応が欲しいじゃないですか……。 とても、気を使って、意識しますし……、 徐々に、消極的にもなりますよ……」阿武「うん……そうでしようね。 『なるほど』とか『それは面白い』とか 『待てよ、この点はどうだったかな』なんて、 反応してくれると、説明も弾みますよね」新潮「ええ、そうなんです。 我々平社員のワガママなんでしょうか?」阿武「新潮さん、あなたは、今日とても大切な事を 話してくれました。 これは、上下どっちがワガママとか、良いとか悪いとか いう事ではなくて、コミュニケーションを活発化する為に 相互に、意識し、努力しなければならない事なんです……」 新潮「そうですか……。 相談して良かった。 周囲の多くの人たちが思ってる事ですし…………」阿武「ちょっと、堅い表現になりますが……、 それぞれの人間が持っている、入力機構の『弾力性』を 問われる事なんです。 例えば、聞いて納得するという能力は、 一概に上層部の人の方が強いとも言い切れませんから、 下からの上手な働きかけも必要でしょうね……」新潮「あっ、仰っていることと合致するかどうかは、 分かりませんが、相撲でいうところの『仕切り』の様な 間があっても良いのかな……と、思う事があります。 いきなり、せっついて話に入るのではなくて……」 阿武「うんそうそう、そういう事も『受け止め側の弾力性』を、 高めることになる場合がありますね。 どうしても上の人は、忙しいと思うあまり、 せっかちになりがちですからね。 ひとつの、アイデアじゃないですか? 『ネクタイを褒めるとか』『ゴルフの調子を聞くとか』 ほんの、数分の事ですが効果はありますよ」新潮「…………ですよね。 少し、真剣に考えてみます。 阿武さん、また、相談に乗って下さい……」 <完> 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村=========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今まで蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆