2007/10/04(木)19:32
愛育病院での出産 2日目
9月25日(入院2日目)
5:30 起床
朝起きたら、まず熱を測っておくように言われていたので測ると、
38度の熱が出ていた。
どうりで、夜中体中が熱かったはずだ・・。
6:00までに洗顔など身の周りのことを済ませ、部屋の人とおしゃべりをした。
4人部屋の私以外の3人は、今日退院。
私のようにラミナリアをした人はいなくて、皆計画通り予定入院してきていたので、
私の事を昨日もとても心配してくれて、「痛みは大丈夫?」「頑張って~」
なんて声を昨日からかけてくれていた。
6:20 看護師さんが来て、浣腸(2分我慢とのこと)
6:45 3階分娩室へ。
6:50~8:15 分娩台に上がり、NST
同時に点滴をする。ブドウ糖・破水しているため抗生物質・熱が出てしまったので
熱をさます薬。このときも陣痛が苦しい。
先生いわく、痛みのため熱が出たのだろうと。
2日間徹夜明け(1日目はゲームしてたので自業自得です・・)、この熱での出産。
体力がとても不安に・・。
8:30 先生の内診(ここで破水していない人は(計画の人)
破水処置)
気づいていなかったのですが、いつのまにメトロが抜けているとのこと。
子宮が開いてきたら、自然にメトロが抜けてしまう人もいるらしい。
この時点で子宮口5cm開いていると。先生に「いい感じですね」と言われて
ホッとする。
実は、昨日「ラミナリア」を入れたときに、子宮口はかなり硬く、
先生 「これは難産になるかもね~。」
私 「明日出産できないってことはありますか?」
先生 「充分にありえます。2日がかりで出産か帝王切開の可能性も
高いですので、頭に入れておいてね」
と言われていたので、かなり不安だったんですね。
8:50 麻酔のチューブを背中に差し込むため、背中に2本注射。
猫のように背中を丸めて注射する。
9:00 ベッドに移動し、麻酔薬を少量投入。
まだ拒絶反応がないかをみるくらいの量なので、麻酔自体は効いてきませんが、
投入された直後、背中に液体が流れ込む冷たい感覚が。
麻酔を入れると血圧が下がりやすくなるらしく、血圧を自動的に15分後とに
計測します。
同時に、点滴に陣痛促進剤を投入。
9:20 麻酔薬追加。
10:00 主人が来る。
10:50 導尿。助産師さんによる内診(まだ5cm)
導尿は、麻酔が効いているので、痛みはありません。
子宮の開く感じが、とっても順調とのこと。
「今日中に生めそうですよ!」と言われて、一安心。
11:00 主人、早めのお昼に。
12:30 助産師さんによる内診
ここで、一気に子宮口は9cm開いているとのこと。
「ちょっと手伝ってみますね~」と言われ、「はい、全開になりましたよ!」と。
こんなに早く全開になるなんて、早い!!
ここから、麻酔の効きが悪くなってきて、陣痛が痛くなってきた。
しかも、赤ちゃんがお尻を(穴周辺)すごく押すので、その痛みが本当に辛い!!
陣痛の痛みと、お尻を押される痛みで、「痛い~う~。。。」と唸ってしまう。
お尻を押されると、自分で肛門あたりを押さえようとするのだが、点滴が入っているので、
届かず・・・。
主人は、お昼に行ったっきり、1時間半たっても帰ってこず!(怒)
助産師さんに、「旦那さんはどこ行っちゃったんですかね~?もう全開になってるのにね」
と言われてしまう。
私も、陣痛がすごくしんどくなってきて、腰を押して欲しい、お尻を押し返して欲しい・・
のに、いつまでたっても帰ってこないので、イライラ・・。
一人で耐えていたけど、陣痛よりお尻を押される痛みが限界で、
ナースコールで「お尻が痛すぎるんですけど・・。う~・・麻酔足してもらえませんか?」
「ちょっと待ってくださいね」
と言われたまま、15分ほど放っておかれてしまった。
もう冷や汗タラタラ(笑)
こんなにこの痛みが苦しいとは思わなかった。
だから、テニスボールが必要ってよくいうんだね。
15分後に助産師さんが戻ってきた時には、「もうすぐ分娩台に移るので、
もう麻酔は足さない方がいい」とのこと。
こんなに痛いのに、足してくれないの!?
12:50 主人戻ってくる
13:05 分娩台へ移動
主人には外に出てもらい、いきむ練習をする。
陣痛の波がくるたびに、いきみの練習を繰りかえす。
13:15 主人に戻ってもらい、本格的にいきみ開始
何度も何度も繰り返しいきむ。
このとき、もう麻酔はほとんど切れていた感じ。
陣痛はめちゃめちゃ痛いし・・。
何度いきんでも進まないので、「まだまだですか?」と聞いてみる。
助産師さん 「う~ん、実はね、さっきからずっと赤ちゃんの頭はすぐそこに
見えてるんだけど、同じところから全然下りて来ないんだよね」
そこで、助産師さんの一人に、お腹を思いっきり押してもらい、いきんでみる。
これがまた苦しいのね・・・。
助産師さん 「お腹を押す力に負けないで!!」
と言われるけど、そのお腹を押すのが痛いんだって~!!
2回連続で、お腹を押され、思いっきりいきんでみるが、全然変化なし。
何度もいきみすぎて、力が入らなくなってしまった私。
私 「力がなくなっちゃったんですけど・・・(泣)」
助産師さん 「じゃあ、1回陣痛逃しましょう。次の陣痛は、いきまなくて
いいですよ」
と言われるも、いざ陣痛をやり過ごそうとすると、痛すぎてそれがまた苦しい。
私 「う~痛い!!イタタタタ・・・・逃すほうが辛いかも~!!!」
助産師さん 「じゃあ次の呼吸でいきんで!!」
14:15 先生がくる
先生が来ると、出産は近いと聞いていたので、「もうすぐなんだ!」と
少し力が戻ってくる。
「じゃあ、次のいきみで、会陰切開しますからね。」
もう、早く生まれるなら、どうにでもして!!という感じ。
先生がはさみを当てたのがはっきり分かったので、ちょっと怖かったけど・・。
(切られる感覚も、はっきり分かりました)
切開したあと、3回いきむが、まったく下りて来ないとのこと。
14:25 吸引分娩へ
先生 「赤ちゃんが下りて来ないので、手伝いをするため吸引分娩をします」
そういうと、吸引の機械が持ち込まれ・・。
助産師さん 「次のいきみで吸引しますので、強い陣痛が来たら教えてください」
私 「う~・・来ました・・」
助産師さん 「はい!吸って~はいて~・・吸って!!!」
同時に、吸引装置がブルブルッと動く音。
1度目では出産できず。
2度目、連続3回いきむ。
助産師さん 「頭出てきましたよ!頑張って!」
14:31 もう一度いきむ
頭より大きいものが出る感覚で痛い!(多分肩・・かな?」
先生・助産師さん 「はい!出てきますよ~。下見て!こっち見て!」
と言われ、必死に頭を起こして下をみる。
「はい!力抜いて~」
14:32 出産
下を見て!を言われ、必死に見た私。
先生「はい!出てきましたよ~。おめでとう!」
と言われ、私と主人の見たものは・・・・。
首に2重にへその緒を巻きつけ、青白くなった我が子の姿・・。
感動・・・というより、へその緒が想像以上に太くて、しかも赤ちゃんに
グルグルッと2重で巻きついているものだから、「ゲッ!!」という気持ちの
ほうが大きかったかも(笑)
先生「あら~へその緒がまきついてるよ~。だから下りて来なかったんだね~」
その後、胎盤排出。これがまた大きくて出すのが結構痛くてびっくり。
助産師さんに「どんなものですか?」と聞いて見せてもらいましたが、
かなりグロかったです。。。
14:45 会陰切開あと縫合
もうほとんど麻酔が切れているので、針が痛い、痛い・・。
分娩室の入口で、私の母が来たらしいということが分かりました。
主人と母に、「へその緒が2重に巻き付いていて、とっても大変だったんですよ~。
とても頑張りましたよ」と言ってくれているのが聞こえてきました。
その後2時間は、分娩台から下りて、ベッドのあるところで休みます。
そこに、主人と母が交代で入ってきて、赤ちゃんの誕生を祝いました^^。
私のところにきれいになって連れてこられた赤ちゃんは、小さくて、でも
とってもかわいくて・・。
感無量です・・・。
16:55 病室へ戻る
部屋に軽食が運ばれてきました。
体は疲れきっているのに、食事をみた瞬間、食欲が(笑)
そういえば、昨日の夜もあまり食べれなかったし、お腹が空いているはすだ^^。
部屋に戻ると、私が昨日から「炭酸が飲みたい~コーラが飲みたい」と言っていたので
主人が冷蔵庫に、たくさんの飲み物(もちろんコーラも!)果物を買っておいて
くれていました。
18:00 看護士さんがきて、診察。会陰切開の縫合後がかなり腫れている
とのことで、湿布と痛み止めが出る。
一緒に、トイレまで歩いてみる。
縫合後がかなり痛くて、歩くのがやっと。
18:20 主人の両親が来てくれました。
義父は、早退してまで、来てくれました^^。
18:45 夕食
19:00 主人帰る
20:00 看護士さんによる診察
21:30 就寝
大仕事を終えたので、疲れているのに眠れず、夜中まで起きていました。
この日は、4人部屋なのに3人退院して、新たに入ってこなかったので、
4人部屋を私一人で占領♪
とっても気が楽だったけれど、前日の痛みがつらかったときに
こうだったら良かったのに・・と思いました。
は~・・・長く辛かった2日間が終わりました・・。
でも私が赤ちゃんをとうとう生んだんだね。
今日は、妊娠中からのいろんなことを思い返しながら、眠りにつきました。。。