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ほどほど空間

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「私の中のあなた」



『『きみに読む物語』のニック・カサヴェテスが監督を務め、ジョディ・ピコー原作のベストセラー小説を映画化。姉のドナーとなるべく生まれた妹が両親を提訴する姿を通し、家族のあり方や命の尊厳を問い掛ける。キャメロン・ディアスが初の母親役を熱演。』


名作だと思います。
まず驚いたのが、ドナーとして100%適応率のある子供を遺伝子操作で作れることと、実際作ってしまうこと。作れるというより造れるって感じ。

前半は色んな事をやたらと考えました。
科学の進化VS道徳観念とか、死にかけている子供の前では親なら鬼にならざるをえないとか、それでも侵さざるべき領域があるんじゃないかとか…。

でも。後半はそんなごちゃごちゃ考えていたことがスコーンっと突き抜けました。

一番大切なのは。死にゆく者が最後の時までどう生きたいか。

残される者たちは、その願いを我慢して受け入れなきゃならないと思う。
そうした方が、心に穴は開いてもほんの少し温かさを感じるんじゃないだろうか。

まぁでもオットが助かるなら、自分の身体のほとんどを入れ替えてでも助けたいと最後まで思うんだろうな、私…。


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