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7日、東京オリンピック・レスリング男子フリースタイル65kg級で、乙黒拓斗さんが金メダルを獲得しました。
◆東京五輪 レスリング男子フリースタイル65キロ級決勝(7日・幕張メッセAホール) レスリング男子フリースタイル65キロ級で、乙黒拓斗(自衛隊)が金メダルを獲得した。決勝でハジ・アリエフ(アゼルバイジャン)に勝利した。 この日のために、22年間生きてきた。乙黒拓が歓喜の雄たけびを上げた。重圧をはねのけつかんだ金メダルに、涙が頬を伝った。「夢だった。本当に信じられない。まだふわふわしている」。男子では12年ロンドン大会フリースタイル66キロ級の米満達弘以来の頂点に立った。 開始1分で先制するも、第1ピリオド(P)終盤に追いつかれた。このままではラストポイントを奪った相手の勝ちが決まる。残り15秒を切ったところでカウンターで逆転し、逃げ切った。競り合いを「覚えてない」と言うほどの集中力でしのぐと、「レスリングの神様に感謝」とマットでひざまずいた。 レスリングの道へ導いたのは父・正也さん(47)だった。山梨県の自宅の8畳の和室に、知人から譲り受けた使い古しのマットを敷いてレスリング場に変えた。「あの当時は今の自分を目指して一生懸命やっていた」。小学生の頃から毎晩遅くまで74キロ級五輪代表の兄・圭祐(24)と特訓した。玄関にはレスリングシューズが並んで置いてあり、帰宅すると即、履き替えて練習した。 だれもが口をそろえる練習の虫だ。山梨学院大時代の小幡邦彦監督(40)は「イチロー選手と一緒で、能力が高いのに努力も出来る。あそこまで出来る選手を今まで見たことがない」と語る。初出場の18年世界選手権で19歳10か月の日本男子最年少で金メダルに輝いた。76年モントリオール五輪金メダリストの高田裕司氏が「異次元。平成の怪物」と称賛する逸材は、努力の天才でもある。 初戦で敗退した「兄の借りを返したい」と燃えた。レスリングに関してはことさら頑固な拓斗だが、兄の言葉は素直に受け入れてきた。時には「追い込みすぎじゃないか?」と優しくストップをかけてくれた。正也さんがサッカーで例えたことがある。「拓斗は自分がボールを持ったら絶対にパスを出さない。真っすぐ直線的で、キャプテン翼の日向小次郎みたい。圭祐は周りも生かす岬くん」 勝ちたい思いが強すぎて、19年世界選手権では頭に血が上り自滅した。海外の選手は乙黒拓を苛立たせようと、ラフな技を仕掛けてくるようになった。以前は練習で点を取られただけでもマットをたたき怒りをあらわにした。「そういったところが弱点だ。直していかないと同じ結果になるぞ」と小幡監督から指摘を受け成長。心技体がそろった王者の誕生だ。(高木 恵) 引用 乙黒拓斗、男子フリーで今大会日本勢初メダルの金! 74キロ級で敗退・兄圭祐の借り返した - 記事詳細|Infoseekニュース ◆東京五輪レスリング男子フリースタイル65キロ級決勝(7日・幕張メッセAホール)レスリング男子フリースタイル65キロ級で、乙黒拓斗(自衛隊)が金メダルを獲得した。決勝でハジ・アリエフ(アゼルバイジャン)に勝利した。この日のために、22年間生きてきた。乙黒拓が歓喜の雄たけびを上げた。重圧をはねのけつか… お兄さんの敵を討とうと、全力を尽くした感がありますね。その結果獲った金メダル。凄いですね。 おめでとうございます。
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最終更新日
2021.08.08 19:24:22
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