テーマ:お正月(275)
カテゴリ:弐字
少し前というか、陽の昇る前に初詣にいってきた。 昨年の三ヶ日の人出、第3位、約296万人。 とんでもなく人気の初詣スポットだ。 例えば、今の時間であるなら本堂の前に行くまで、 最寄りの駅から2、3時間はかかるだろう。 しかし、オレの行った時間は10分くらいだった。 年が明けた直後は、もの凄く混む。 これは予想ができるし、実際そうだ。 昼間は、もっとスゴいことになる。 なんせディズニーランドより混むからな。 しかし朝方は、空いている。 行かないけれども日本一の混みっぷりの、 明治神宮ですら空いている。 2日の朝だって空いているけれど、 職員がここぞとばかりに掃除や準備を、 するくらいだから注意も必要になるがな。 実に正月らしいでしょ。 現代人のほとんどが普段、霊的守護を必要としない。 これは時代と言えばそうなのだけど、 反面正月には初詣に集ってしまうのだ。 そしてその初詣参拝数は、前年の景気に左右される。 何ともげんきんな話だが、当然と言えば至極当然だ。 願いや祈りを聞き届け、叶えてくれる存在。 それに頼るということは、太古からあることだ。 手を合わせ、膝を折り、頭を下げ、祈り拝む。 元来、聖域である境内もそぐわない程に、 汚れ穢れる。出店が建ち並び、料理の匂いが漂う。 ゴミは散乱し、俗世の一部のようになる。 人は自分のことしか考えない。 それでいて儚く脆い。 神と向き合う場所に行っても、 その存在を感じることも多くの人には難しい。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年01月01日 15時50分06秒
|
|