深い森

2017年07月25日

戌の刻　21：30だというのに、
檀尻が出ていた。　直に見れて嬉しかった。
祭はいい。祭はいい。

車で、母の住む街の近くまで仕事で行った。
もうかれこれ9年も顔を出していない。
何十年も前に、流れ着いた土地で、
兄弟は、小中高とその街で育ち、
それこそ祭にも参加する。
自分とオヤジは、その地で暮らしたことはない。
少し大きめな街、とても暮らしやすい街だと思う。

離れた街と町で別々の道
なんて詩がケツメイシであったな。

縁とは何か、血がつながっていても薄い。
電話かけたけど、つながらなかった。
そのまま、上方に帰った。

帰りのサービスエリアに、元町霧笛楼の
チョコレートケーキ「横濱煉瓦」が売っていた。
人生の中で長く住んだ横浜。霧笛楼では、
生チョコ「モトマチの石畳」が好きだった。
横浜に未練などもあるはずはなく。。
・・ナンバーは、横浜、品川、、なにわ、だものなあ。

安住の地というオアシスに、たどり着けるのか。
祭に集う氏子が羨ましい。　
別に都会に暮らしたいわけじゃなかったんだ。
帰るトコがなくなって、都会に残ったのだ。
産土の社は、Googlemapで確認した。
ストリートビューで見ると面影も無い。
名前は真言宗のお寺でつけてもらった。
だけど、その土地にソレ以上の縁はなかった。

未だ、道の上にいる。