テーマ:映画館で観た映画(8349)
カテゴリ:映画鑑賞
何しろ、松岡茉優の演技と音楽が素晴らしかった。 原作は、文章から音楽が聞こえてくるとまで言われた、 第156回直木三十五賞、第14回本屋大賞ダブル受賞作。 joker、楽園と続けて重い作品を観た後のせいか、 鑑賞後清々しい気分になった。 音的には、松坂桃李演ずる凡庸の高島明石が奏でる。 生活者の音楽 「あめゆじゅとてちてけんじゃ」は、 心に響いた。 宮沢賢治は大嫌いだが、とても美しかった。 熱に浮かされた妹が 『雨雪を取って来てちょうだい(あめゆじゅとてちてけんじゃ)』 と賢治に頼んで、賢治は妹のことを想いながら 雪のみぞれを集めに行く。なんて切ないのだ。 凡庸の高島明石が、凡人の我々を救ってくれる。 奨励賞・菱沼賞を受賞は、視聴者に喜びを与えただろう。 小説内作品「春と修羅」を書いた架空の作曲家。 菱沼忠明が特別に賞を与えたということ。 凡人は努力する機会があたえられることを、 思召しだと思うべきなんだろう。 映画「四月は君の嘘」もこんな風に作れていたら、 よかったのに。 映画『蜜蜂と遠雷』良い映画でした。 蜜蜂と遠雷 1 / 皇なつき 【コミック】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年10月27日 18時26分17秒
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