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奇改屋のチラ裏雑記

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2020年03月27日
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テーマ:徒然日記(22679)
カテゴリ:一期一会



「苗場君ってさ、明日死ぬって言われたらどうする?」
俳優は脈絡もなく、そんな質問をしていた。
「変わりませんよ」
苗場さんの答えはそっけなかった。
「変わらないって、どうすんの?」
「ぼくにできるのは、
 ローキックと左フックしかないですから」

「それって、練習の話でしょ? というかさ、
 明日死ぬのに、そんなことするわけ?」

可笑しいなあ、と俳優は笑ったようだ。
「明日死ぬとしたら、生き方が変わるんですか?」
文字だから想像するほかないけれど、
苗場さんの口調は丁寧だったに違いない。
「あなたの今の生き方は、
どれくらい生きるつもりの生き方なんですか?」

(P220)


死線とまではいかないし、絶望とも違うが、
こんな時、この一節を思い出す。
「俺は、こんな俺を許すのか?」P197
死ぬことにビビらない。
だが、足掻いて、もがいて。生き残ろうとしないと、
オレがオレを絶対に許さない。

著者の伊坂幸太郎は、こう締めている。
人はいかに生きるべきか。
『終末のフール』に描かれているのは、
“人生のルール”だ。
どんなに悲惨だったり希望がない状況だったりしても、
しっかりと強く生きるための、
そして哀しみを抱えている人に寄り添うための、
“人生のルール”。あと三年の命と告げられようと、
それでも人は生きていく。
豊潤な人生(ラッシュライフ)を求めて。

(P382)

明日死ぬとしたら、
生き方が変わるんですか?



本文とは全く関係ないけど、
あの頃の桜庭和志は、確かに、
日本に元気と勇気をくれたんだ。


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最終更新日  2020年03月28日 07時14分52秒
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