あいり動物病院～Airi Animal Hospital～お勧め商品

わんちゃんの皮膚病対策について

梅雨に入り湿度が高くなってくると、皮膚の弱いわんちゃんは湿疹は背中や首周りなどにポツポツ湿疹ができるケースがあります。これは表在性膿皮症といって、もともと皮膚に常在している細菌やカビ（常在菌）などが通常よりも増え、皮膚に湿疹をつくるものです。通常、皮膚の細胞は、外部からの刺激やばい菌に対し、自己の防御作用があります。それによって、皮膚の状態をコントロールしているのですが、中にはその防御作用が弱く、夏になると湿疹が出来てしまったり、雨に当たってその場所が酷くただれてしまったり（ホットスポット）するのです。お薬を使わなくても、日常のケアーで表在性膿皮症は予防することができます。梅雨の時期から暑さが残る晩秋までは、まめなシャンプーをしましょう。当院では、予防としてのシャンプーは“週一回”を勧めています。え？そんにシャンプーして大丈夫？と思う方もいるかもしれません。ここで大事なのは、シャンプーの種類です。シャンプーには、１、角質溶解シャンプー　２、抗菌シャンプー　３、保湿シャンプーと大きくわけて３つあります。予防的に使うシャンプーは、３番の保湿シャンプーです。皮膚細胞の防御作用を保つのに重要なのが、『保湿』です。細胞に潤いを持たせてあげることで、皮膚は健康な状態を保つことができるのです。増えてしまった常在菌を保湿シャンプーで洗い流しながら、皮膚細胞に潤いを持たせてあげます。そして、保湿シャンプーの後は、必ず、“保湿リンス”をして下さい。必ずです！保湿リンスで、保湿効果をさらに高めるのです。保湿がしっかりしたシャンプーでしたら、週１～２回しても大丈夫です。以下、お勧め保湿シャンプーです。【犬・猫用シャンプー】オーツシャンプーエクストラ250mlA.P.D.C.ティーツリーシャンプー250mlSANDY'Sティーツリーシャンプー 350ml以下、お勧め保湿リンスです。ナチュラル・ティーツリーオイルスプレー（犬・猫用）　227mlこのティーツリーオイルスプレーの使い方はとてもおもしろいです。シャンプー後、わんちゃんの身体の水気をおおまかに取り、その後身体全体に軽くスプレーします。そして、毛をこすると“アワ立ってきます”でも、このアワが保湿効果を生み出しますので、体中にアワをマッサージしながらすり込み、最後にタオルで水気を取り、ドライアーで完全に乾かします。でももし、背中全体に湿疹が広がっている場合や、皮膚が赤くひどくただれている場合は、予防的シャンプーでは治りませんから、必ず動物病院に行きましょう。