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2004年03月11日
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カテゴリ:カテゴリ未分類


レビュー:JUMPMAN TEAM FLOW 日本未発売 カラー/モデル


ナイキのディビジョンに属すBRAND JORDANには大きく分けて二つある。一つは、AIR JORDANシリーズ。マイケル・ジョーダンとナイキが生み出したバスケットボールシューズの王様。ナイキが特に大きなプロモーションをしなくても売れる商品。もう一つは、JORDAN
BRANDとして販売されるナイキシューズやアパレルなど。名前だけ見れば、JORDANのようだが、実際には異なり、これらの商品はJUMPMANロゴが貼り付けられた上で、AIR
JORDANブランドへの関連によって販売増が計られている。


今回紹介するJUMPMAN TEAM FLOWは後者に属する。JORDANという名前はついてないが、AIR JORDANのロゴ「ジャンプマン」を名前に持ち、AIR
JORDANと何らかの関係があるように示唆され販売されている。(※ナイキがどのような方法でマーケッティングしたとしても、AIR JORDAN以外の商品は、JORDANではない。と、“今のところ”多くのエアジョーダンファンは考えているようだ。)


JORDAN BRANDの商品には戦略商品がある。AIR JORDANに近い技術(全く同じにはしない)が盛り込まれ、NCAAディビジョン1に属するTEAM
JORDAN所属の大学チームに提供し、TEAM JORDANの契約選手に履いてもらう。この必勝パターンによって、その商品は露出度を上げ、消費者が“AIR
JORDANの次に”欲しい商品として成長していく。このJUMPMAN TEAM FLOWはまさにその戦略商品にあたる。


米国ナイキのHPには、バスケットボール関連のサイトが二つある。一つはNIKE BASKETBALL。もう一つは、JUMPMAN23、JORDAN BRANDのHPだ。JORDAN
BRANDで売り出したい製品を人気のTEAM JORDANプレーヤーと噛み合せ、大々的に広告する。このTEAM FLOWは、昨年から現時点(3/10)までの長い期間、色々なカラーやカットで指向を変えながらも長期間掲載されている。まさに、今シーズン、ナイキが売りたいTEAMシリーズである。


それだけに、NBAプレーヤーでも履いている選手が多く、確認できているだけでもニュージャージーネッツのジェイソン・キッド、サクラメント・キングスのマイク・ビビー、LAレーカーズのゲイリー・ペイトン、LAクリッパーズのクェンティン・リチャードソンなど、TEAM
JORDANに所属するNBAを代表するスーパースター達が、このシューズ(白/赤)を愛用(?)する。


JUMPMAN TEAM FLOWのその人気(?)の理由は何か?『ナイキが一押ししているから』という理由以外でレビューしよう。




Simple is Best


"Simple is Best" 何時しか流行ったキャッチフレーズがこのシューズ全体を通して感じる事のできるテーマだ。JUMPMAN
TEAM FLOWは、デザイン、素材、装備品、全ての点においてシンプルに設計されている。言葉を変えて言えば、バスケットボールに必要な、クッション、グリップ、サポートを必要最小限で実現している無駄が無いシューズとも言える。




このあくまでシンプルに抑えられた外観は、一枚皮で完結しているようなアッパーの作りによるところが大きい。JUMPMAN TEAM FLOWのアッパーは、一枚皮で作られており、その一枚皮がクルリと内側に巻き込むような形で、インナーサポート(インナーブーツ)の役目を果たす。原材料の選択の一つ一つにそのシンプルさの哲学を突き詰めた結果、ハイカット、ローカット共に400g以下と、現在のハイテクシューズには見ることのできない超軽量化が実現されている。上記したNBAプレーヤーは全員ポイントガードだ。スピードが必要なポジションである。そのプレーヤー達が今シーズンを通してこぞってこのシューズを履いているのも納得のいく話である。



TEAM FLOWのクッションには反発性が乏しい


クッション素材の選択にも、軽量化が意識してある。このTEAM FLOWのクッションには、シンプルなエアソールユニット(フルレングス)が採用されている。履いた瞬間に気付くと思うが、フワフワした感じですぐわかる。よって、ZOOM
AIR ユニットのような反発性は期待できない。(フロア-とのレスポンスが良くない)但し、クッションの性能はZOOM AIRユニットだけのシューズよりは優れているようだ。


作り(品質)はイマイチ


JUMPMAN TEAM FLOWについて残念な事は、その品質の低さだ。4足ほど確認したのだが、グルー(アッパーとアウターソールの繋ぎ目をカバーしている部分)のはみ出しが多く見てとる事ができる。また、ハイカットのものについては、内側の部分に糊付けの精度の悪さから、アッパーとライニングの部分に波打ちが確認できる。また、全ての右足のソールに若干だがネジレが生じている。これは、工場の生産ラインの不具合(ナイキの検品を通過しているので問題とは認識されていないのだろうが)によるものだろうか?右足ソールのネジレによって機能的な効果が生まれるうんぬんという情報は聞いた事がない。この辺の修正を早くしないと、この所、デザインと品質で素晴らしい向上が計られているadidasに抜かれてしまうのではないだろうか?


JUMPMAN TEAM FLOWのウンチク


前回のレビューでユーザーから好評だった図解を今回も利用して、TEAM FLOWのウンチクを語る。



1-フルグレインレザーを採用。このシューズで使われているレザーは、柔軟性があり、薄手のものが使われている。ハイカットには、スムースレザー。ローカットには、リンクルレザーが使われている。残念な事に両方のレザーの耐久性は並以下だ。


2-Cobec素材-新しいタイプの素材。Cobecの正確な定義はわからないが、新しいタイプ(塗料の違い)のパテントレザーと言えるだろう。特にこれといった機能面でのメリット(コスト面も)はなく、シャープなデザインにする為にこの素材が使われている。実際には、重量が数十グラムアップしているので、この素材を使う必要があるかどうかは定かではない。


3-カラーライニング-アッパーとアウターソールが接合している部分を強化する為に、形状記憶タイプのフォーム(科学素材)が使われている。素材自体はとても柔軟性があり軽量。この施工によって、ソールとアッパーがロックされている感触が生まれている。良い素材選択の例の一つだろう。


4-Phylonミドルソール


5-通気孔もどき-この通気孔によって内部の空気を外に出すような感覚を受けるが、その部分はジャンプマンロゴで覆われているので、そのような機能は果たしていない。所謂、カバーのデザインなのだが、何とも言えないアイデアだ。





6-Herringbone-アウターソールには、グリップ力で定評のあるへリングボーンパターン(波型)が採用されている。


7-アクセント-アウターソールのデザインパターンにアクセントを加えているゴムは、粘着性のある素材が採用されている。フロア-との接地面はさほどないので、機能的な効果はない。


8-シャンクプレート-土踏まず部分にプレートが埋め込まれており、足の動きの安定感を高めている。履いた感じではadidasのTorsionのようにその存在を感じる事はない。


9-AIR SOLE UNIT-番号の場所が少々変だが、このシューズには、成熟したフルレングスのAIR SOLE Unitが登載されている。履いた時に感じるフワフワ感がまさにそれである。クッション的にはOKだが、反発性は低い。




HIGH カット VS LOW カット


カットの高さの差は4cmにも及ぶ。この違いは大きく、ローカットを履けば、あなたの足首が完全に自由になる事を実感できる。通常のローカットのシューズでは、他のサポート機能が付属しているものだが、このローカットでは、これといったサポートはない。よって、あなたの足首は一切のサポートが提供されないようになるので、怪我が心配なプレーヤーはローカットは控えたほうがいい。


また、アッパーレザーの素材も異なる。ハイカットではシットリとしたスムースレザーが使われているが、ローカットでは、少々パサつきのあるリンクルレザーが使われている。個人的には、スムースレザーのほうが、高級感があって好きだ。



インナーブーツの素材も大きく異なる。ローカットのインナーは、少々厚みのある(フカフカしている)素材を使っているが、ハイカットでは、厚みが半分ほどのもので、作りが上質になっている。ローカットのインナーブーツのような素材は、使用するにつれて中の素材が水分を吸い、薄くなっていきがちだ。その上、ハイカットのものと比べると早くヘタってくる事が予想される。



下のアングルから見ると分かりやすいと思うが、ハイカットのモデルのインナーのほうが、足にフィットする。但し、ハイカットの吐き口には結構大きなエッジになっており、人によっては靴擦れを起こす。肌の弱い人は、長めのソックスで対応する必要がありそうだ。逆に、ローカットのインナーはフィット感に乏しいが、アッサリとした履き心地なので、靴擦れ等は起こす事が少ないだろう。2モデルにはそれぞれ一長一短があるが、全体的に、ハイカットに作りの良さという部分で分がある。




さて。冒頭にあった質問「JUMPMAN TEAM FLOWの人気の理由は?」だが。。。文字制限により、続きはJORDAN.JPで。






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最終更新日  2004年03月11日 08時42分12秒
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