●マインドマップをどう使うか
昔「マインドマップ」を使っていたときがある。マインドマップというのは、右脳的なメモの取り方で、形にとらわれずに、思ったことを書いていこうというものだ。基本的には、トニーブザンというひとがダ・ビンチなどのノートの取り方を研究して編み出したものだ。普通のノートの取り方というのは、まず、何らかの項目があって、その下に、サブ項目があって、その下に、サブサブ項目があってという形で階層的に、広がっていく。実際、本などを書く場合はそのようなやり方で書かなければならない。マインドマップというのは、「自由に」のばしていく、「自由に」連結していくというところに、良さがある。実際、講義や会議の時に、マインドマップを利用したノートをとると、かなり、内容が頭に刻み込まれる。再生が可能なのだ。自分のメモを見て、そのときに、相手が話したことや自分が(それを聞いて)感じたことを、思い出すことができる。高校までのノートの取り方だと、(きれいに書いてあるのだけど)書いてある内容の再生度は低い。本当に要点整理ノートになってしまう。マインドマップを使った場合、どうして、(講義内容の、あるいは会議内容の)再生が可能かというと、自分が感じたことと結びつけて書いているからだろう。自分が、身を乗り出して聞いた内容は、普通のものよりも記憶に残りやすい。自分の側の意見を(メモとして)書いてあるために、そのタグをひくと、(元の方も)再生できるのではないかと思う。マインドマップは、講義や会議をまとめるのにはよいのだけど、自分の意見を考え出すときには、実は、向いてない。向いていないというよりも自分がそのような使い方をするには克服すべき課題がある、というべきだ。問題は、文字を書く時間を速くしなければならないということだ。マインドマップは、もとは、一種の発想法として開発された経緯がある。だから、マインドマップの本を読むと、発想法として使いたくなるところがある(すくなくても自分は、昔そうだった)。新しい自分の考えをまとめるために使いたくなる。というよりも、発想法だから、まだ思いついていないことを、思いつくために、マインドマップを使うというのがメインの使い方なのだ。というよりも、それも一つの重要な使い方だ●(描く、書くの、違いを意識しなければならないあたり、日本語は、ばーーーっと書くのには向いていない)自分の場合は、紙に文字を書くよりも、パソコンで入力した方がずっと速く日本語を書ける。だから、パソコンで書いた方が楽なのだが、パソコンで書いていると、(自由連想に近くなるので)いろいろな階層のいろいろな視点が一度に導入されるために、(他人には)わかりにくくなる。(実は、いまもそれが始まっている)(それから、パソコンで書くときの問題だけど、漢字変換で思考がとぎれるということだ。たとえば、いろいろな階層の「階層」が「回想」、いろいろな視点の「視点」が「支店」と変換されてしまうと、そのときに、思考がとぎれる。昔は、ひらがなだけで固定入力したときがあるのだけど、これは、あとで書き写すのがたいへんなのでいつの間にかやめてしまった。基本的には(たとえネットであっても、他人に見せる文章であれば、入力しているときに変換するというやり方が、やはり一番効率がいい。)ぼくがいいたいことを、書けば、●マインドマップソフト、なるものがあるということを、知った。●マインドマップソフトには、26000円ぐらいのやつと、フリーのやつがあるのを知った。●このソフトは放送大学の番組で見たときがある。(あれか)○アウトラインソフトというのは、昔からあったし、知っている。 ○マインドマップソフトも(自分が注目していなかっただけで)けっこう昔からあるのだろう●マインドマップソフトを使って、結果を出している人はいますか?(というよりも、使ってみた本当の感想を聞かせて欲しい)ということ。●手で書くのと、ソフトを使うのと、どっちがいいのだろう?●まあ、自分でやってみるしかないな。で、違う問題として、手で紙に書く場合、文字を書く速度が考えについてこれないという問題があって、それで、マインドマップが完成しない。本当は、マインドマップは新しいことを考えるときに使うテクニックなのだけど、講義や会議のまとめ(個人的なまとめとしか)使っていないということだ。いっぱい一度に出てきちゃう人間だと、まとめることができない、のである。まとめるために、マインドマップを使いたいのだけど、どうにも、自分ではうまく使えない。まあ、とりあえず、マインドマップソフトは使うつもりがない。紙に書いた方が、いいような感じがする。タブレットを使って、ばーーっと書いていくというのもできそうなのだけど(そういうすがたを空想した)できないのだ。やってみればわかるけど、ものすごく書きにくい。(描きにくい)。それとも俺が、急ぎすぎなのだろうか。人間の思考は、筋道を立てて、一直線に進んでいくのではない。いろいろな階層の、いろいろな位相の、いろいろな部分の考えが「同時」に進んでいくのだ。というわけで、これを考えているときに、別のこれが、思い浮かぶということはよくある。たとえば、俺がいま、どうして、これを書いているかというと、1)マインドマップは便利だよ、ということを、他の人にいいたいということと、2)自分が、マインドマップを使って、自分のなかにもやもやとある考えをまとめて(他人にわかるように、書いて表現するにはどうしたらよいのだ、ということを、書きながら考えるために書いているのだ。そうすると、たとえば、マインドマップとはなにかということは、2のこととは関係がない。自分は知っているわけだし。それから、これらのことをやりながらも、実は、腹が減ったな、とか、そういうことを考えていたりする。それから、マインドマップという名前が、マインドコントロールみたいで、いやなんだよ、ということを常に感じている。(考えている)。でもって、流れというのは、マインドマップの紹介、マインドマップソフトの紹介、(もし、使っている人がいたら、感触も聞かせて欲しいという感じもちょっとあり)、インターネットで調べると、いろいろ出てくるので、それはそれでおもしろい、ということを伝えたいという流れと、「実際に考えをまとめるためには、マインドマップは役立ってない。どうするべきか。どうしたら、考えをまとめる方にも使えるのだろう」という流れがある。簡単に言ってしまうと。楽天の字数制限のことなども、ちょっと、頭にある。とりあえず腹が減ったので、中断。