ハーブコア ♣ 高木肥料店

2017/12/15(金)16:36

生育不良なら、作物の状況をみてとる対策を考えよう。

いまの時期の定番記事。(275)

生育不良なら、作物の状況をみてとる対策を考えよう。K せっかく10月までの日照不足が解消しよいかんじで収穫のサイクルが まわりはじめたと思ったところでの寒波とつぎは取り遅れ早ちぎりと 言った生育をおかしくする年末年始の市場・出荷場のおやすみ。 そんな状況のなかでの あなたのハウス作物の様子は いかがですか。 収穫が順調ならよし、しかし樹勢がなんとなく弱っているようならば 早めの対策が必要です。本日は そんなときにとる考え方のはなしと なります。  ↓ 「まずは土づくり。肥やしなさい・肥やしなさい。」といった 農業に 対する考えがあります。いっぽう、「土を肥えさせるのは悪。土を肥 やすのはもってのほか」という考えもあります。 迷いますよね。どうすればよいのでしょう。 答えは簡単。 土の原則論に頼るのではなく 植物に訊けばよいのです。たとえば トマトでは作物の生育状況からこんな健康診断ができるんですよ。  トマトの状態のののののののののののののののののの診断  葉色淡い。花小さく、着果不良。果実肥大不良。の→ 栄養不足  葉が厚く・葉色が良い。葉が立ち、受光態勢が良。→ 健全  葉色濃く葉面凸凹。鬼花増加・奇形果多。ののの→ 栄養過多 このような作物の状態をみて、つぎのような対策をとります。  栄養不足の→の生長を促す対策をとる。たとえば不足した成分の追肥。  栄養過多の→の生育を抑える対策をとる。たとえば水分を押さえる。 という具合です。 このように一般的な農業の現場では〔土に対する原則論ではなく〕 それぞれの植物の生育の状況や状態をみながら、その生育に応じた 対策がとられているんですよ。 いじょう、植物の生育がいまひとつである場合は、植物の状態をみて、 とる対策を考えてみようというおはなしでした。  人間であっても、そうですよね、まずはそれぞれの患者さんの   様子・容態が、診察診断の主題となる。医療行為もなしのいきなり   のカロリー摂取や、カロリー制限のはなしなどにはならない。   まずは個別の患者に対するお医者さまの診察・触診があり、体温   や脈・血圧などの基本的な機器をつかっての検査、そしてそのうえ   での診断があります。農業やガーデニングだって同じことだとおも   うのです。土壌診断をつかった生育診断の実例は こちら とこちら 。  「夢で終らせない農業起業」「本当は危ない有機野菜」

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