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ハーブコア ♣ 高木肥料店

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Aug 16, 2019
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カテゴリ:健康管理
宿主をコントロールする寄生虫のはなし。

ニュースウィークなどで、野菜などをよく洗わなかったがゆえの寄生虫
被害がとりあげられているということで、当ブログの関連記事の再掲載
です。2012年分ですが、よろしかったら ご参考に。
・・・それにしても 貝の目の動き、今見ても すごいですよねー。



『宿主をコントロールする寄生虫のはなし。』


ある種の寄生虫は宿主にたどりつくため、あるいは生殖活動を完結させる
ために宿主の身体をコントロール
する・・・といわれています。

たとえば ハリガネムシ

バッタやカマキリに寄生するハリガネムシは、成長して水に棲む段階に入
ると、宿主であるバッタやカマキリ水へと飛び込ませて溺死させる。そし
て宿主が死ぬと、繁殖するためのパートナーを探すために、ハリガネム
シは水のなかへ。

・・・と、このように、ハリガネムシには宿主の中枢神経の活動を妨害し
コントロールする能力があるもの
と考えられてもいます。

もちろん、ハリガネムシばかりではありません。
ほかにもいろいろなケースがあります。

なかでも特に有名なのが、ロイコクロリディウム (Leucochloridium)。

この寄生虫の幼生は オカモノアラガイ という陸産の貝類に寄生し、さら
に成虫になると鳥類に寄生しますが・・・その成長の過程で、貝から鳥に
乗り移るときに、宿主である貝に独特の次のような行動をとらせることが
知られています。

 貝の中で幼生が成熟すると、幼生 は貝の目に移動する。
  ↓
 目が異様に膨らむ
  ↓
 その目のなかで、幼生が動き、とにかく目立たせる。
 (目立つという言葉の語源はこれだったのかも)
  ↓
 さらに、普段は物陰に隠れているオカモノアラガイを、活動的にさせる
  ↓
 目立つ場所で目立つ動きをさせる
  ↓ 
 捕食者の鳥に見つかりやすくする
  ↓
 オカモノアラガイが鳥に捕食される
  ↓
 まんまと、ロイコクロリディウムが鳥の体内に侵入。


という具合なんです。

その後、まんまと鳥の体内に移動したロイコクロリディウムは、鳥の体内
で卵を産み、幼生は鳥のフンを通じて再びオカモノアラガイに寄生します。
一連の映像は こちら

ハリガネムシやロイコクロリディウム・・・。

これらの生き物に代表される“取り憑き具合”って、妖怪じみてますよね。

晴れ 『アフリカの奇病/うなづき病』のニュース頷く/うなづくという
  行動をとらせるのも寄生虫だ
・・という説があるようですよ。

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg夢で終らせない農業起業」「 本当は危ない有機野菜 」​​





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Last updated  Aug 16, 2019 07:05:46 PM



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