2007/06/27(水)00:25
【鉄】春の18きっぷ (91)水上駅から
前回は、臨時快速「EL&SL奥利根号」で水上駅(みなかみえき)に着くところまでをレポートしました。今回は水上駅到着以降をレポートします。
臨時快速「EL&SL奥利根号」の指定券です。往路は水上駅に12時02分に到着し、復路は15時18分まで発車しません。3時間もあるのです。温泉にでも入ろうかと思いつつ、駅前をフラフラ致しました。
水上駅舎です。結構立派な駅舎なんですが、上越新幹線が止まらなかったことから徐々に衰退している感じでした。とうとうこの駅からは「みどりの窓口」も無くなってしまいました。遠隔操作の券売機しか設置されていませんでした。
この旅行を実施している時点でチケッティングで解消していない案件が二つありました。
4月1日しか運行されない「花回廊オープニング号」
4月7日から運行される「風っ子くるり号」
特に、「花回廊オープニング号」については、運転日が翌日に迫っており、焦り倒しておりました。とにかく「みどりの窓口」に行く度に端末を叩いてもらっておりました。この春の青春18きっぷシーズンでチケッティングに苦労したのは「ゴロンとなのはな」と「花回廊オープニング号」でした。「風っ子くるり」は3日後に見事に企画枠開放を確保し10枚の指定券を買い占め、鉄道ファンに原価で融通したのでした(こうして置くといずれプラチナチケットを流して借りを返してくれるのです)。
水上温泉街です。なんだかいい雰囲気です。でも、外湯が見つかりませんでした。涙。
水上駅前のバスターミナルに停車していた路線バスでございます。ゆびそ温泉経由で谷川岳ロープウェイまで行くみたいです。上越線の湯檜曽駅と土合駅の直ぐ近くに行くという訳です。上越線も水上までは特急が走るのですが、水上から北は物凄くダイヤが「薄い」のです。湯檜曽や土合に向うのもバスが主流なんでしょうなあ。
水上に3時間も居ても仕方がありません。どうせ青春18きっぷですので、上越線を少し南下することにしました。ダイヤが合えば、雪の土合か湯檜曽に行きたいところなのですが、残念ながら、土合や湯檜曽にいってしまうと上りの「EL&SL奥利根号」に間に合わなくなってしまうのでした。
とりあえず、沼田駅で下車することに致しました。
小さくて可愛らしい駅舎でございました。
何故か大きな天狗の面が掲げられておりました。なんか謂れがありそうなのですが、よく分かりません。天狗伝説があるのか、お面産業が地場産業なのか…。
駅の掲示板にひっそりと、開業日時や標高の表示がありました。大正13年の開業だそうです。上越線の開業と同時に開設された駅なんですねえ。標高は333メートルだそうです。鉄道駅の標高としては結構高い方です。
ここで昼食を頂きました。駅前のひっそりしたそば屋でざる蕎麦を頂きました。
この蕎麦のレベルが非常に高かったのです。大変驚きました。昔はこのくらいの標高で米作が出来ずにそば文化が育まれたのでしょうか…。非常に美味しいそばでした。やるなあ、沼田。
沼田駅構内の宣伝看板です。朝鮮飯店という焼肉店の看板であります。朝鮮焼肉の店でありながら「飯店」という中華料理風の店名なのが珍しいので撮影しておきました。
沼田駅の「みどりの窓口」でございます。ここで3回トライするも、目標の列車4本(2種類×上下)の確保は全く進展ありませんでした。結局、帰路の上り「SL&EL奥利根号」が渋川で暫時停車した時に下り「花回廊オープニング号」を確保でき、更に高崎で暫時停車した際に上り「花回廊オープニング号」を確保することになります。前日に確保できただけ、「ゴロンとなのはな」よりは、ましな状況になりました。「ゴロンとなのはな」の際は当日になってやっと内房線の館山駅で確保できたのでございます。
沼田駅に居ても仕方がなくなってきたので水上駅に戻ることにしました。水上行きの電車がこの107系でございました。
その昔、この辺りは165系の天下でした。電車急行がバンバン減少して余剰になった165系急行電車が、地方の勾配線区の直流電化区間にじゃんじゃん投入されていったのです。
しかしながら、165系には弱みがありました。デッキ付きの2扉という構成から乗降に時間がかかるのです。乗降客が多いと直ぐに遅延に結びつくという恐ろしい性格がありました。高崎線+上越線と言えば、上尾事件で有名でございます。乗客暴動のメッカなのです。乗務員はリンチ(電車乗客暴動の場合は長距離を歩かせるという刑が多かったみたいです)に遭ってしまうかも知れないのです。このような事情もあり165系を置き換えるために製作されたのが107系でした。国鉄末期からJR初期のお金がない時期の形式であり、165系の部品の再利用なんかも行われたみたいです。部品再利用という事情もあったのか、自社工場での製作になっておりました。この車輌の場合は大井工場の作品でした。
車内です。ロングシート・両開き3扉です。これなら乗降に時間を要しません。
107系電車の便器です。妙にクラシックなデザインです。165系急行電車の便器の再利用かも知れませんね。
資料画像です。全検表示や所属表示を撮影しておきました。
で、水上駅に戻ってきた訳です。
再び水上駅前のバスターミナルです。上越新幹線の上毛高原駅と水上温泉街を結ぶシャトルバスです。廃止が決まっていると書いてありました。なんだかなあ…。
駅構内の表示です。水上は、上野と新潟のちょうど中間です、と主張しておりました。それにしても錆びだらけですね。
「EL&SL奥利根号」の12系客車はホームでずっと待っていたようです。扉も開いてました。でも、機関車はまだ連結されてませんでした。
方向幕は既に「上野行き」に切り替えられておりました。
12系客車の車内です。まだこの時点では人影もまばらでした。
車掌室の中です。開いていたので撮影しておきました。
貫通扉に貼付されていた使用説明です。「尾久客車区」というのが懐かしいです…。現在の所属は「高タカ」ですし、乗務員さんは高崎運輸区の方でした。
上り「EL&SL奥利根号」の出発まではまだまだ時間がありましたので、上り特急「あかぎ」として場内に停車していた185系を撮影したりして時間を潰しました。次回の日記では185系特急電車をご紹介いたします。何を隠そう、この時点では、動く185系には乗ったことがないのでございました。私は185系を毛嫌いしておりましたので…。ちょっと反省でございます。現在の185系は良い車輌になっておりました。
【現在の卒煙式の表示】
ステータス: 大将
卒煙日: 2007年 5月 25日
卒煙からの日数: 32日 3時間 28分
延びた寿命: 4日と21時間51分
節約できた金額: 19286円(節税分 12160円)
節煙本数: 1285本 128.58m レインボーブリッジ主塔
【昨日のマイレージジャンキー的な成果】
朝食(SUICA) 4マイル(JL)
ローソン(JCB) 3×1.5倍≒約4マイル(NH)
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