過去、あらゆる立場によって加筆され、修正されながら、障害として、或いは契機として、
時代、環境、人間と関わり続けてき(来)た壁。
美術という場、作家という現代の眼は壁に対して如何なる振る舞いが可能であるのか・・・。
その振る舞いは如何にして現実の世界と関わってい(行)けるのか?
に、応えた39人の作家、39の壁、39の有り様。
風姫(KAKAZEHIME)は、会期中、会場で、2日間、パフォーマンスを行った。
39の壁、39の関係を、そしてこの展覧会の意味を風姫の身体が再構築。
その後の、壁に関するディスカッションでは、それぞの人が抱えている問題を話した。
一番熱く語られた問題は、生活費のことだったと思う。
出品者は、美術大学を卒業後、働きながら制作を続けてきた人が多く、
「どのように食べていっているのか。」
そして
「どうして食べられないのか。」
についての
真剣な
話
大きな円を描くように配置された椅子に座り、
沢山の状況が空中に浮かんだ。