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前回の続きは また別に書くとして、今日は目黒のパーシモンホールで行われた、スティーヴ・ジャンセン氏のライブレポートを書きます。
彼は、ボクの青春時代にYMOと並んで必死になって聴いていた「JAPAN」のドラマーだった人で、高橋幸宏さんと同様、ボクのアイドルなんであります。 今回のライブは、サポートメンバーに小山田圭吾氏、高木正勝氏が参加ということで、非常に期待しておりました。 内容は、昨年出た初のソロアルバム「Slope」に沿ったもので、バックトラックと生演奏の音が非常に緻密に、繊細に積み重ねられた、心地良いものでありました。 小山田氏の持っていた楽器はギターでしたが、いわゆるギターらしいプレイはしません。高木氏も時おり身を乗り出してピアノの弦を爪弾いたりと、プレイはあくまでも音響系。それに4人編成のストリングスも加わっていて、「あれ、この音はギターか?」と思ってよく見るとストリングスのピチカートだったりと、耳を澄ませて、目を凝らして、「今、何が起こっているのか」を追いかけつつ、整然と組み立てられたアルバムとは また違ったライブ感を愉しむ、豊かな時間でありました。 スティーブ・ジャンセン氏のドラムもジャパン時代から変わらず、タイムは実にジャストで小気味良く、それに人間的な表現の部分も深みが加わって「あぁ、ボクはこの人のドラム、好きだなぁ」とあらためて思わされました。 ところで、今日初めて行きましたが、このパーシモンホールって所が実に音が良いのにも感心しました。いわゆるロック系の大音量を出すようなタイプの音楽ではなかったこともあって、ホール自体が良いのか、PAの方の腕が良かったのか、その両方か、何しろ音が良かったのが印象に残りました。このホールは、これから もっと人気が出るかもしれません。 来月には、いよいよ小山田氏の「コーネリアス」がツアー開始ということで、東京公演が今から楽しみであります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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