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2010年12月19日
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カテゴリ:格差社会
相棒の第8話「ボーダーライン」が反響をよんでいる。
http://genkinagochan.blog.ocn.ne.jp/doranyanko/2010/12/season98_e211.html
転落していく派遣社員の話であるが、これに多くの人が他人事ではない…という思いをもっているのだろう。
実はこのドラマはみていない。
ただストーリーをみる限りでは派遣の問題以外にもいくつかの現代的なテーマがうかびあがってくる。
まず、就職難という時代は戦前にもあったが、そうした時代と今との差は背景となる社会構造が全く変わっていることだ。かつては農業をはじめとする自営業が社会の中で大きなウェイトを占めていた。また、そうした農業社会の中で良い悪いは別にして地代のあがりで生活のできる地主層もいた。だから「大学をでたけれど」という昭和不況の時代には、職のない学生の多くは郷里にもどって農村で暮らしたり、自営業をやっている親戚のところで勤めるという選択があったのである。
第二に上記のこととも関係するのだが、親族間の扶助機能が脆弱になっているということだ。兄弟は頼れる時代ではないし、親にしても、その親世代に余裕がなくなっていれば、頼ろうにも頼れないだろう。それに加え、「家」という意識がなくなって、兄弟はいうにおよばず、親子といえども別の人生という感覚も強くなってきている。
第三にこれはロスジェネ世代の派遣社員の話だが、実際の予備軍はもっと広範囲であるということ。就職難や貧困の問題を特定世代に限定して語るような人もいるが、実はロスジェネ以後もずっと就職難は続いており、今また新氷河期を迎えているともいう。そして新卒採用の絞り込みは同時に社員のリストラなどとも並行して行われているので、単純な既得権益ある正社員の中高年と非正社員の若者という対立の図式でもない。さらにいえば、途上国も含め他の国にはあまり見られないような10日以上の連続勤務、月200時間以降の残業という過酷な勤務もまん延しており、そうしたところに勤務している人もまた、失業、不安定雇用予備軍ではないのだろうか。

いったいどこでどう間違えてこんな日本になったのだろう。
かつて冷戦時代、「社会主義革命の脅威」なるものが実在していた頃には、保守的な政治家にとっても財界にとっても「貧困の撲滅」が最大の懸案だった。
貧困こそは社会主義、共産主義の温床になると考えられていたし、国内にも日本社会党という政党があって、不満層が一定以上に達すれば政権はそちらにいくのではないかと思われていた。
社会党は万年野党と揶揄されてもいたが、自民党は福祉や雇用政策で適宜社会党の主張する施策を取り入れ、その結果として政権を維持してきたというのが実態ではないか。その意味で、戦後長く続いた体制は、自民党一党独裁というより、自民+社会党の長期政権というべきものだったのかもしれない。
思うのだが、国家として成功したかどうか、社会の在り方としてうまくいっているかどうかは最も数の多い中間層がどのような生活をしているかによるのではないか。その意味で一億総中流ともいわれていた頃の日本社会というのは最大に成功した国家のモデルであった。
当時のような社会に戻るのは無理であるにしても、貧困の拡散にストップをかけ、社会の崩壊をとめようとするのであれば、経済的弱者や勤労者の側にたった政治勢力が躍進するしか途はない。
おろかにもかつて自民党からわかれた人々が主導権をにぎる「民主党」にそんな期待を託した人もいたようだが、今となっては苦い後悔を感じていることだろう。
マスコミは今度は公務員バッシングや正社員バッシングの方に世論を誘導するかもしれないが、そんなものに騙されてもいけない。
本当の問題は、「経済的弱者や勤労者の側にたった政治勢力」というものがなかなか見えてこない…相棒の「ボーダーライン」の話を他人事だと思えない多くの人の感覚に合致する政党が見えない、こんなところにあるような気がする。
どうでもよいけどこうした政治家の先生方はハロワに並んでいる人達と車座になって話合い、そうした人達の思いや本音をきいてみてはどうなのだろうか。総理のはどうせパフォーマンスだろうけど、そういうのは真似した方がよいと思うよ。
山が動かないと、国も社会も沈んでいくばかりだろうからさ。
**
就職難でもう一つ気になる点。
民間企業に入れなかった学生の中には公務員試験の勉強を始める人もいるようだが、公務員試験もすっかり様変わりしているのはあまりしられていない。
いまや公務員も面接重視で学科試験を通ってもその先に2倍、3倍の面接試験がある。要は学科支援は単なる足切りで面接で決まるという意味では公務員も民間も同じになってるのである。
ありていにいえば、女性ならブスより美人が得、男でも石川遼の方が誰誰(自粛)より得という図式である。
せめて公務員試験くらいは公平で私見の入らない学科重視で行えばよいのだが。
**
「政治について」や「ニュース」のテーマで同じ人が多くのエントリーをしている。同一人のエントリー回数というのは制限できないのだろうか。





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最終更新日  2010年12月19日 10時42分19秒
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