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テーマ:ニュース(99455)
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当初はマスコミが無視をきめこんでいたウォール街のデモ。
全米に拡散していくとともに、ようやく報道もめだってきたようだ。 たぶんこの件についてはマスコミよりもネットの方が情報が早くはるかに豊富だ。 下記のようなデモをみおろすセレブ達の映像もあり、なにやらフランス革命の農民や都市貧民と貴族との対照を思わせる。 http://netaatoz.jp/archives/6130389.html アラブの春、英国の暴動、そして今度の米国のデモ。 皆底流ではつながっている。少数の富裕層と多数の貧困層のいる社会というものはきわめて不安定で脆弱だということだ。 日本もこのまま格差が拡大し、貧困層が増加していけば、やがては国家が沈没し社会は崩壊すると思っていたが、どうやら日本の先を行く国がいくつもあるのかもしれない。 映像で見る限りデモには様々な人々が参加している。 黒人対白人、もともとの国民対移民。そんな図式ではなく、貧困層の反乱といった言い方が一番ぴったりくるのではないか。そういえばこの間の英国暴動も移民の問題などに原因をもとめるむきもあるようだが、やはり本質は貧困層の不満の爆発だろう。 ** ひるがえって日本のニュースをみると不思議でならない。 朝霞の公務員住宅が総理までもまきこむ政治テーマになっているようだが、あれが全国ニュースでとりあげるような問題なのだろうか。 都心の一等地の超豪華宿舎(そんなものはあるわけもないが)ならともかく朝霞の公務員住宅などどうみても小役員向けのもので大騒ぎするほどでもない。 安定した職場があっておまけに今時宿舎まで提供されている…そんな公務員に不満の矛先をぶつけるのはけっこうだけど、それで状況がよくなるわけもない。そしてまた、一方で、外交官などの野放図な厚遇はマスコミで取り上げたり、政治問題になることは全くない。かつて田中真紀子なる政治家がそうした外交官の特権を批判的にとりあげようとしたことがあったが、マスコミの集団バッシングにあい、その後、手のひらをかえしたように無視されていることは誰もが知っている。 マスコミや政治家のあおる公務員たたきなるものもけっこうご都合主義的なものだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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