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テーマ:ニュース(99432)
カテゴリ:事件・犯罪
最近、親子の関係を考えさせられる事件がたてつづけに起こっている。
親に殺害された44歳無職の男の書き込み(おそらく本物だろう)を見ていたらこんなことが書いてあった。 親の都合で勝手に生んだのだから最後の一秒まで子供の人生に親が責任を持つのがあたりまえ…といった趣旨である。こうした論理で彼は親がかりの生活を正当化し、そして思い通りにならない人生についても親、特に母親を呪詛しつづけていたのであろう。究極の甘えの論理だが、彼の書いた別の書き込み「肉体は健康だが18で統合失調症発病の呪われた身体」というのが本当であれば、彼の呪詛もそれなりにわかるように思う。ただ、一方で、それが本当だとしても、親は病気にするつもりで子供を産んだわけではないし、病気などままならぬことがあったとしても、そうした幸不幸おりまぜての人生を、命を子供に与えたのであろう。 そもそも成人した子供と親の関係というのはどういうものなのだろうか。成人すればそれぞれ独立した人間のはずなのに、そのあたりがどうも徹底していないように思う。成人した子供に生活能力のない場合でも、親に扶養を強制するよりも、いったん生活保護受給や生活相談で対処し、そのうえで、親に経済的余裕のある場合には別途金銭を徴収するような方策はできないのだろうか。 また、成人した子供の犯罪で親に謝罪をさせるような報道もどこかおかしいし、子供の不祥事で親が公職を辞するような光景も欧米から見ると奇異に見えるという。 成人したら親子も別人格…こうした観念はもっと普及してもよい。 それにしても、子供が経済的に依存し、親に暴力までも振るう。 こんな事態になったら、親はさっさと住居を引き払い、マンションにでもひっこして、子供との関係を断つことはできなかったのだろうか。いくらかの「手切れ金」を払っても、あとはなんなりと自分で生活しろというように。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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