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テーマ:ニュース(99453)
カテゴリ:時事問題
子供の頃、台風となるとしょっちゅう停電が起こった。
だから台風が来るとなるとロウソクや懐中電灯を用意し、来るべき時にそなえたものだ。そして子供の気楽さで台風の夜のロウソクはなぜかわくわくする体験でもあった。しかし停電は決して長くは続かなかった。台風一過とともに、電気がすぐにつくようになったから、台風の夜のロウソクをイヴェントとして記憶しているのだろう。 今度の台風では、停電が長引き、酷いところでは今月末まで電気が復旧しないというのだが、一体なぜなのだろう。風が予想以上に強く、鉄塔の倒壊や倒木による電線の遮断があるというのだが、鉄塔も電線も昭和の時代からあったではないか。昭和の時代にもなかった長期停電がなぜ令和の時代にあるのか、不思議でならない。 それに昔と今を比べれば、電気に対する依存度もずっと上がっている。 電灯だけでなく、エアコンや冷蔵庫、調理なども電気に頼っているし、情報だってテレビ、ラジオも使えず、スマホも充電できないとなると入手が難しい。それでも活動的な人であればなんとか方策も探すのだろうけど、長期停電となっている千葉県安房地域は高齢化の進んだところで、高齢者の単独世帯も多い。 そして長期停電の影響は生活だけでなく、経済活動にも影響する。停電で店を閉めればそれだけ収入が減る。工場を停止させれば、納期に間に合わないなどの弊害が発生する。 報道などによると、知事や市長に対して初動対応の遅れが指摘されているというが、問題は初動対応ではなく、今、現に復旧が遅れていることだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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