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カテゴリ:雑感
毎年発表される都道府県魅力度ランキングと言うのがある。
魅力と言っても、住む魅力、訪れる魅力といろいろあるので、わかりにくいのだが、このランキングで茨城県がいつも最下位というのは不思議である。 実際に茨城に住んでいる人が住みにくいと言っているという話も聞かないし、人口が顕著に減少しているという話も聞かない。気候も特に厳しいというわけでもないし、所得水準は、年収ランキングでみると、全国五位とかなり高い。まあ、この平均年収というものは極端な数字に引っ張られがちであるので、東京都がぶっちぎりで一位だとしても、それは大企業の役員や成功した経営者が多く住んでいるということによる。それと同様、茨城県もつくばなどのエリート研究者が所得を引き上げているのかもしれないけど、ただ、それでも平均的な茨城県民が他府県民に比べて生活水準が低いというわけではないだろう。むしろ鹿島あたりから東京に行くバスがいつも盛況なのを見ると、かなり高いのではないか。 それにまた、観光という面でみても茨城県に魅力がないとも思えない。つくば山は個人的には気に入っている観光スポットで、特に足を悪くしてからはロープウェイでいつでも上ることができて展望を楽しむことができる女体山の峰はありがたい。霞ケ浦の夕陽も印象的だし、その夕陽を眺めながら露天風呂に入ることのできる温泉施設(700円)もある。つくば研究学園都市には希少な鉱物標本を展示している資料館など、無料で学習のできる施設がいくつもあるし、特に勉強好きのお子さんのいる人にはお勧めである。水戸の偕楽園は梅だけではなく、秋の萩もみごとだし、袋田の滝は四季折々のよさがある。ただ、こうした観光スポットは、それぞれが多彩すぎて茨城県としての観光の共通のイメージというのがないのが、ランキングでは下位になる理由なのかもしれない。それにこうしたランキングの回答者をどうやって抽出したのかは知らないが、人口比で分けると、大都市住民が多くなり、そういう人に観光地として魅力的な都道府県を聞けば、比較的近くていつでも行けそうなところよりも、ちょっと遠い県に人気が集まる傾向もあるのかもしれない。さらに言えば、茨城県には観光と言う意味では欠けているものがある。それは温泉であり、昼は観光、夜は温泉を念頭に置けば、どうしてもランキングが下がる。 それにしても、この都道府県魅力度ランキング。まじめな調査というよりも、ネタ程度に話題にすればよいだけのものなのかもしれない。そうでなければ、歌手はなわさんの歌の次のテーマは茨城県とするとか、「翔んで埼玉」の続編は茨城にするとか…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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>魅力と言っても、住む魅力、訪れる魅力といろいろあるので、わかりにくいのだが、このランキングで茨城県がいつも最下位というのは不思議である。
実際に茨城に住んでいる人が住みにくいと言っているという話も聞かないし、人口が顕著に減少しているという話も聞かない。気候も特に厳しいというわけでもないし、所得水準は、年収ランキングでみると、全国五位とかなり高い。 >それにこうしたランキングの回答者をどうやって抽出したのかは知らないが、人口比で分けると、大都市住民が多くなり、そういう人に観光地として魅力的な都道府県を聞けば、比較的近くていつでも行けそうなところよりも、ちょっと遠い県に人気が集まる傾向もあるのかもしれない 面妖、不可思議、真面に考えたらあり得ない順位でしょ云う。 1位北海道.2位京都府。3位東京都。4位沖縄県。5位神奈川県、6位大阪府を見て疑問が氷解した。これは魅力度と云っているが、実際は都道府県の巷における知名度、認識度のランキングでした。 調査時は朝ドラ「なつぞら」放映中ならば、1位北海道となるでしょう。京都は観光、歴史的に知名度は抜群。沖縄はそのニュース頻度からは上位に来るでしょう。 茨城、群馬、栃木は首都圏に隣接し住むに訪れるに何の不足もないと思うが、3県の位置関係を明瞭に言える人は案外少なく残念ながら知名度は聊か劣ると思われる。 まあ住めば都で個人別にはそれぞれの故郷が上位に来るでしょう。 今後の人の流れとしては老いたら都心へが生活の便益性から益々加速される普通の流れになる事でしょう (2019年10月21日 13時51分06秒)
娘夫婦が茨城県にいます。1位の北海道から最下位の茨城県に行きました。下らないランキングですね。昔から住めば都という諺があるわけで、今住んでるところが一番という郷土愛があればいいんですよ。それが愛国心になりますから。
茨城県いいところですよ。海の物農産物も美味しいですし。 (2019年10月21日 18時41分30秒)
・曙光さんへ
首都圏の県は東京から見れば「いつでも行ける県」なので下位にくるというだけでしょう。それに観光でぱっと思い浮かぶイメージもないので、一つ一つはよくても県全体のイメージというと難しいのかな。 まあ、こういうランキングは一種のネタとして話題にすればよいと思いますよ。 (2019年10月21日 22時47分47秒)
tckyn3707さんへ
住むにはよいところだと思いますよ。 気候もよいし、海もあるし。 あと、茨城というと平野が多いせいか、展望塔がやたら多いですよね。 牛久大仏、水戸の展望塔、神栖港公園展望塔、大洗タワーなど (2019年10月21日 22時52分49秒)
言及のランキングは、株式会社ブランド総合研究所のものでしょうか。
結果は、たまにワイドショーのネタになっていますね。 どんなものか調べたら、こんなサイトが興味深かったです。 都道府県魅力度ランキング2018。元公務員が順位の仕組みや妥当性を検証しました! https://jiseki-koumuin.com/charm/ 2011年のデータを見てみると、 1位の北海道は、1のとても魅力的と2のやや魅力的で約92%を占めているのに対し、 10位の福岡ですら、3のどちらでもないが最多の44.7%(2のやや魅力的が36.2と多いのが上位要因) 24位の宮崎は、3のどちらでもないが圧倒的最多の56.8% 47位の茨城は、同じく3のどちらでもないが圧倒的最多の60.2% と紹介して、 • ブランド総合研究所は、魅力度以外にも100項目以上を調査しているが、毎年順位が公開されるのは魅力度のみ • 魅力度に関して、上位の都道府県を除けば「どちらでもない」と思われているところが大半(2011年に10位である福岡ですら、「どちらでもない」が占める割合がトップ) が、まとめで、首長や議員が結構気にしているという指摘が面白かったです。 (2019年10月22日 09時28分33秒)
茨城県民からコメントがあるかと思いましたが、何もなかったですね。
そこで、神栖に3年ほど住んでいた元茨城県民からひと言。 東京からは遠い?し、見捨てられたような土地でしたね。 私は、言及されているバスを利用しましたが、ほぼ満員でけっこうしんどい乗り物です。 車で行く人は、葛西あたりで停めて、地下鉄で都心入りというテクニックも。 夏は鹿島灘からの冷風で涼しいです。 運転マナーは悪く黄色信号はすすめ、スピードは一般道で80kmとかなり飛ばします。 飲酒運転の多い土地柄です。 サウナと言うソープランドが住宅街に点在、飲食店も同様。 フィリピン、タイ、ロシア、チャイナと外国女性が働くお店が多数。 夜は神栖ワールドツアーです。 スタバやシネコンはありません。 物価は安く、特にメロンは安かったですね。 終の棲家、別荘地と騒がれた、大洋村は廃墟のような状態でした。 中古住宅は驚くほど安いです。賃貸も安いです。 東日本の地震では、新興住宅地が液状化していました。 東海原発の脅威は? 工業地帯もあるので、不快なにおいがする時もあります。 銚子から働きに来る人も多く、土地の人は川向うと言ってさげすんでいました。 取手あたりのチバラギとは、逆転現象です。 付近の観光地は、一度行けばいいというところでした。 おすすめは、海岸沿いを北上して五浦あたりで温泉に入ってあんこう鍋、岡倉天心美術館見学でしょうか。 笠間の日動や陶器博物館もいいです。 ゴルフ場も多いです。 (2019年10月22日 10時11分09秒)
maki5417さんへ
そうですね。「いじられる」程度の話題といったところでしょう。 住みよさランキングで上位にくる富山県だってべつにそこにどんどん人が移住しているわけではないのですから。 それにしても紹介のブログは面白いですね。 (2019年10月23日 06時59分41秒)
maki5417さんへ
終の棲家とか別荘地というのはあまりうまくいかないことが多いようですね。 医療、買い物、それに無料の娯楽などを考えると高齢になるほど都会の方が住みやすいですからね。別荘も専属の使用人でもいない限りついたら掃除からやらなければなりませんし、それならホテルや旅館の方がいいですよ。 神栖もそうかもしれませんが、生活水準は高く、休日に東京に向かうバスは盛況のようです。五浦あたりはよいですね。このあいだ行ってきたひたちなか海浜公園のコキアの丘もよかったです。 そしてまた今「常陸国風土記」を読んでいます。常陸、播磨、出雲、肥前と現在風土記が全文残っているのはこれだけです。古代は大和朝廷の前線となっている地域でまつろわぬ民との抗争などを思わせる話が多いです。 (2019年10月23日 07時09分30秒) |